これでやっとため込んでいた「今日の1冊」ネタを
解消することができますわ。

図書館のイベントで個人的にいろいろ発見のあった
「本屋大賞受賞作品特集」。
そこで伊坂幸太郎という作家を知った、ハマったことは
自分の読書史上で今年2021年は忘れられない年になりそうだ。

特集コーナーで彼の小説を手にしたのはほとんど偶然だった。
いつもテキトーに手を伸ばしては中身をパラパラと流し読み。
いくら受賞作品といえど、自分と合わない文体ってのもあるからね。
伊坂幸太郎という名前に覚えはなかったけれど
巻末の作者紹介のところで目が留まった。
「アヒルと鴨のコインロッカー」で第25回吉川英治文学新人賞を受賞。

吉川英治は「宮本武蔵」や「三国志」などで知られる国民的な作家で
私の好きな作家である。
それに「アヒルと鴨・・・」は原作は読んでなかったものの、映画は
観ている。確か、午後のロードショーかなにかで再放送してて
何気に観てたら惹きこまれてなぁ~
最近の日本の映画も面白いじゃないか!と感激したのをよく覚えている。
まさかその時の映画の原作者だったとはなぁ…いやはや感慨深い。

映画もそうだったけど伊坂幸太郎の描く世界はどこか乾いていて
ハードボイルドな感じなのだ。
それでいて登場人物はラノベのようにやたらとキャラ立ちしておるので
ハードボイルなんだけどどこかコミカル。不思議な魅力があります。

今回、「本屋大賞」つながりで最初に読んだのが「AX」。
アックス。文中に登場する『蟷螂の斧』からタイトルが付けられてます。
主人公はなんと殺し屋!だけど恐妻家という弱点?もあって。。。
と、あらすじだけでも興味を掻き立てられ読むことにしました。

内容の詳細は省きますがすごく面白かったです。
まさかあんなどんでん返しがくるとはなぁ~思いもよりませんでした。
私の好きなゲーム「Red Dead redemption」(1期)を彷彿とさせる
展開で、しみじみと人生を考えさせられたりしましたね~

この「AX」、実は伊坂幸太郎の(殺し屋シリーズ)の第三弾ということで
「グラスホッパー」「マリアビートル」に連なる作品とのこと。
上記2作も「AX」後に読みました。
それぞれ単体で完結してるけど世界観は共通なので固有名詞とか
前の作品とのつながりを知って読むと面白さがより深まりますね。

たぶんこのまま年内は伊坂作品を読み進めていくことになると思います。
映像化されてる作品も多いので
機会があればそれらも視聴していくつもりです。
あ~読書は楽しいなァ!