MIQ 
デビュー30周年記念コンサート
明日のキヲク~歌のチカラ~
 
場所 なかのZERO小ホール
 
スパロボアニ女ライブではお馴染みですがMIQさんのソロライブは初見です。
ここ数年で実感したことですが、自分の感性に合う一番の女性アーティストがMIQさんですね。
堀江美都子の明るく元気な歌声や大杉久美子さんの澄んだ歌声、近年のMay'nや飛蘭のシャープな歌声も魅力なのですが、MIQさんの持つパワフルでソウルのこもった歌声はアップテンポの曲からバラードまで安心して聞ける(自分にとってどれもハズレなしという意味で)。私はソウルミュージックも好きなジャンルなのでそのあたりでもフィーリングが合ったのだと思います。
 
ここで私のMIQさんに対する思い出など少々。
MIQさんの歌声をはじめて聞いたのは「聖戦士ダンバイン」からでしたね。デビュー曲を歌われた「戦闘メカ ザブングル」は見てませんでした。ダンバインも終盤からの視聴でしたね。私が中3の頃です。小学生の高学年頃からあまりアニメは見なくなっていたのですが、中3の頃から高校卒業までロボットアニメを中心によく見てました。その頃にアニソン歌手として注目されていた方がMIQさん(当時はMIO)でしたね。経歴を調べると「1983年には、アニメファン層向け雑誌「アニメージュ」の第6回アニメグランプリ女性歌手部門で第1位、翌1984年の第7回では同部門で第2位を受賞。」とあります。その頃に愛読していたアニメ雑誌にMIOが大学の学園祭によく参加していて学園祭の女王と呼ばれている…みたいな記事があってMIOさんのステージを見れた大学生を羨ましく思ったものです。あの頃は現在のようにインターネットなどなかったので事前の情報を得ることも難しく、ましてや都内の大学まで行ける度胸も中坊の私にはありませんでした。
 
皮肉なことに私が大学生になる頃にはまたアニメから遠ざかる時代に突入にておりまして(TVアニメがつまらないと言われた頃ですかね。OVA黄金期。アニソン的には新人アイドルの売り出しの為のタイアップが乱用されてた…この時代を語ると長いので割愛)MIOさんの存在も忘れていきました(←コラ!)
そして私が20代も終わりの頃に転機を迎えることになります。思えばここを出発点として現在までのアニソン趣味を10年以上も続けています。
 
当時、私は本、ゲーム、CDを販売する総合店にアルバイトで在籍しておりました。そこに移る前には別の書店でバイトをしていた経験もあったので総合店でも本の部門を希望していたのですがあいにく空きがなかったので、本の部門に空きがでるまでということでCDの販売部門を担当しておりました。
そんなある日の事。CD入荷の荷を解いていた中にそのCDはありました。
「ROBONATION SUPER LIVE」
1997年に行われたゲーム「スーパーロボット大戦」とアニソン歌手のコラボを実現したライブの模様を収めたCDでした。帯びには「見ろ!聞け!本物だ!!」の文字。参加アニソン歌手は水木一郎、堀江美都子、MIO、影山…ヒロノブ?誰?(←当時は本当に知らなかったのです・爆)の4名。私はバイトの帰りにそのCDを購入し、帰宅後むさぼる様に聞きまくりました。鳥肌が立ちまくりでしたね。なんて表現したらよいのだろうか。邂逅。アニキとミッチからは幼少期の思い出が、MIOさんからは青春の思い出がまざまざと浮かび上がりました。活動を続けてきてくださったことに感謝、そして応援したいという気持ちは翌年の「スーパーロボット魂ライブ」と名称が変わったライブへ足を運ぶ事で実行していくことになります。
 
そして現在。アニキやミッチのソロライブへは行った事のあるものの、MIO、否、MIQさんのソロライブへ行く機会がありませんでした。そして今年。デビュー30周年という話を聞いてこれは是非に駆けつけねばと有給申請もバッチリに気合いを入れて行って参りましたゾ。
そうそう、チケットには座席の番号も入場の順番を示す数字も記載されていませんでした。
「全席自由」…!!??
こ、これって会場に早く到着すればするほどよい席がとれるのでは!?
もしかしてライブ初の最前席がゲットできちゃうかも~と18:00開場、19:00開演のところを15:00に会場着しました。
開場入口にはすでに6名のMIQファンの方々。1番の方はなんと10:00から待機していたとか!素晴らしいぞ。
 
開場待ちをしているとリハの合間を抜けてMIQさんが開場入口まで、届けられたお祝いの花々をチェックされに出てこられました。そして開場待ちをしている私たちに小さく手を振ってくださいました。キャッー!テンションあがりましたわん。(←俺は女子かwww)
また丁度、その時にお花を届けにこられた方が新井正人さん(「機動戦士ZZガンダムの1stOP&EDを歌われた歌手)が私たちの脇を通って会場入りし、ロビーでMIQさんと談笑するシーンも目撃~♪本日のライブはゲスト有りとあったので新井さんの歌も聞けるかなぁと期待しちゃいました。。まぁ、結果的にはゲストは他の方で残念ながら新井さんの歌は聞けませんでした。またスパロボライブにでも来て欲しいです。
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さすがに開場待ち3時間は長かったですが、他のファンの方が話しているヲタ話に耳を傾けて笑いをこらえたり、会場から小さく聞こえてくるリハの音に(お、この曲は!)などと感激したり、(え、これは?)と戸惑ったりしながらしているうちにようやく開場時間が。
 
開場入り口でMIQさんのデビュー30周年を記念に作られたパンフレットをいただきました!MIQさんの所属する芸能事務所のhiMe storyさん、よくぞ制作してくださった~嬉しいです。パンフレットにはMIQのご挨拶やアニソン歌手仲間や鳥取の市長(MIQさんの出身地であり、ふるさと大使をしておられるので)からのお祝いのメッセージなど記載されてました。
 
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司会はショッカーO野さんとhiMe story所属の太陽MEGURUさん。
ブラスバンドの軽快な音楽をバックにMIQさん登場~歌うは「聖戦士ダンバイン」よりダンバインとぶ
 
第一部
ダンバインとぶ
TIME TO COME 「スーパーロボット大戦」より
HEY YOU 「戦闘メカ ザブングル」より
ガラスの黄昏 「MIO2ndアルバム」より
恋は鳩のように 「MIQさんのルーツであるカンツォーネから」
私はピアノ 「サルサver.カバー曲」
evergreen 「機動戦士ガンダム0083 STSRDUST MEMORY」より
 
ノッケからかっ飛ばして熱いステージを見せてくれました~♪
ガラスの黄昏はとてもムーディーな楽曲で艶っぽいMIQさんの魅力全開でステキでした。
MCの中で学生の頃にカンツォーネを学んでいたというくだりがあり驚きました。てっきりブラックミュージックだと思っていたので(^^; 旧芸名のMIOもカンツォーネの「アンモーレ、ミオ」から付けているということで納得。
私はピアノでは1番をスペイン語、2番を日本語で歌われました。それにしても本当に音楽の幅が広いなぁ~と改めてMIQさんのボーカルに脱帽しっぱなしでした。
バラードのevergreenでは途中からステージから客席に降りてこられ握手などしてまわられました。
って私も最前列でしっかりと握手してもらいましたよ☆
 
ここでMIQさんとバンドメンバーが退場され、スクリーンにはMIQさんの子供の頃の写真が映し出されました。そして現在にいたるまでの軌跡をスライドショー。MIQさん視点のコメントも付いていて、とても興味深く拝見しました。
 
第2部
貝殻節 「鳥取県民謡」より
~よさこいソーラン with斬桐舞
ヨドバシカメラの歌 「ヨドバシカメラCMソング」
TWILIGHT ZONE 「The TWILIGT ZONE」より
鳥取戦士サキューンのテーマ 「天体戦士サンレッド」より
おばあちゃんの旅立ち 「子守歌」
わすれ草 「戦闘メカ ザブングル」より
COBRA 「スペースコブラ」より
Ain't No Mountain High Enough /with MIQボーカル教室の生徒さんたち
ゲストによるお祝いの歌のコーナー
愛言葉/光と風hi-Fu(MIQと同じ事務所の双子のシンガーソングライターさん
ガオレンジャー吼えろ!!/山形ユキオ
ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子
 
第2部は波音のSEをバックに赤い着物姿で(アニ女のロリ浴衣っぽい感じの)MIQさんが登場。
地元の民謡をしっとりと歌いあげました。そして斬桐舞という茨城のつくば市を拠点とし活動しているソーラン節のダンサー?と共に活気ある舞台を見せてくれました。会場のお客さんも一緒に「ソーラン、ソーラン」と掛け声をあげ熱かったです。
ヨドバシカメラの歌は初めて生で聞けました~♪何でもこの歌は店舗のあるご当地によって歌詞が変わるということで大阪や福岡なども機会があったら聞いてみたいですね。
サキューンのテーマ直前にはMIQさんにサプライズプレゼントがありました。サキューンをイメージしたウエスタンハットとポーチ。「だから今日はまだ帽子をかぶらせてくれなかったのね~」とぼやきながらも嬉しそうなMIQさんでした。この歌も初めて聞きましたがコミカルな歌詞にMIQさんの郷土愛が詰まった良い楽曲でした。
おばあちゃんの旅立ちは「日本子守唄協会」とのコラボ楽曲。MIQさんと子守唄というまた不思議な組み合わせでしたが聞いていて安らぎにも似た思いを感じました。歌の内容は天に召されようとしているおばあさんの視点から残していく子供や孫たちへの想いといったものでした。
しっとり続きでわすれ草。アコースティックギター一本での伴奏でこれまた素晴らしい1曲でした。
ボーカルスクールの生徒さんたちとの楽曲はゴスペルっぽい感じでコーラスが重厚かつ壮大で感動的でした。
 
第3部
月読幻想/with 門脇大輔 
Lovin'You
Killing Me Softly With His Song
Who's Cryin'Now
~MEN OF DESTINY 「機動戦士ガンダム0083-STARDUST MEMORY-」より
GET IT! 「戦闘メカ ザブングル」より
 
アンコール
曲名不明(プログラムに記載されてないジャズっぽい楽曲でした)
エルガイム-Time for L.GAIM- 「重戦機エルガイム」より
 
第3部のMIQさんの衣装がこれまた素晴らしかったです。ドレスの裾がぱぁーっと広がったロングドレス(英国の女王とかが着用してそうなの)。黒の下地にシルバーが散りばめられた気品漂う感じで、今までのどこぞのライブでも見た事のないMIQさんのいでたちに思わずのけぞってしまいました(笑)
月読幻想は門脇さんの奏でるバイオリンの切ない旋律にのせて歌う世界に引き込まれましたね。門脇さんは先月の「ふたりのアニソン」にも出演されてましたので2ヶ月続けて素晴らしい演奏を聴くことができました~なんでも同じ鳥取県の出身ということでMIQさんがいたく気にいっておられました。
Who's Crying NowからMEN OF DESTINYのロックつながりの流れは鳥肌モンでしたよ~
「ラストソング!みんな、夢さえあれば、力さえあれば、未来をGETできます!「GET IT!!」
観客総立ちでノリノリでMIQのパワフルな歌に酔いしれましたゾ。
 
アンコールでは観客から持ちきれないほどの花束をいただいていたMIQさん。
ジャズのナンバーを披露した後、出演者全員そろってエルガイム-Time for L.GAIM-を熱唱。
 
そして、鳴り止まない拍手の中 、MIQさんが退場…
こうして3時間に及ぶ、MIQさんのデビュー30周年記念コンサートは終演されました。
 
終わってみればあっという間でしたね。なにしろ色んなジャンルの歌がとびだしてきて、聞いてる方も驚かされたり、感激したりと、とにかく新鮮なコンサートでした。またMIQさんの新たな魅力を知ってますます好きになってしまいました~。