1984年
 
OP「Dreamy My Love」
作詞:荒木とよひさ
作曲:矢野立美
歌:須田翔子
 
 
ED「時間の誘惑」
作詞:荒木とよひさ
作曲:矢野立美
歌:遠藤晴美
 
 
ストーリー
20世紀末の現代、高校生の火野ヤマトは体育館で自分の名を呼ぶ巨大な「魔神」の幻影を見る。幻を振り払おうとするヤマトであったが、「魔神」とともに「見知らぬ女性」の声が聞こえたとき、ヤマトは声に歩み寄ってしまう。ヤマトが「魔神」によって運ばれた先は1万年前に地殻変動で海に沈んだはずのムー大陸であった。訳が判らないヤマトに対しムーの民たちは彼を「マジンガーが選んだ救世主」と持ち上げる。彼らムーの民の守護神こそ、彼を現代から過去に運んだゴッドマジンガーであった。そんな折、ムーの民と拮抗する勢力であるドラゴニアが襲来すると、再び「魔神」の声がヤマトを呼び寄せる。ヤマトがゴッドマジンガーと融合したとき、ゴッドマジンガーはドラゴニアの恐竜軍団を撃退するのであった。
 
概要
「マジンガーシリーズ」の外伝的作品。本作は永井側の都合で製作が間に合わず、急遽テレビ局側がオリジナルストーリーとして製作され、永井自身はほとんど製作に関わっていない。『大魔神』を意識した作品になっており、ムー大陸を舞台に民衆を苦しめる悪党を現在からタイムリープしてやってきた火野ヤマトが搭乗するマジンガーが退治するという物語となっている。
(ウィキペディアより)
 
先日ネットで全話鑑賞しました。
…ツッコミところ満載な作品でいろいろと惜しい出来ばえだったかな。
もっと世界観をしっかり描写した方がよかったし、物語の展開も練りこまれていなかったように思う。ウィキにもありましたが急造製作らしく、おまけに全24話予定が最終話がロス五輪の開幕式の放送と重なり、23,24話が再構成され1話分にされたとか涙目すぐる…私も見て唖然としちゃったもん。敵の大将を討ったところで終わってしまい…え、主人公は現代に帰らないの?とツッコミしちゃったよ。
 
物語中盤で主人公の妹もムー大陸へ召還されて、主人公の身の回りを世話する娘と妹のポジション争奪戦あるかー!とか期待してたのに殆ど絡みもない。そして最終決戦前に妹だけ現代に帰ってしまい…昨今の萌えブームではまずありえない展開に理解に苦しみました~
 
永井豪の漫画版「ゴッドマジンガー」では…
ゴッドマジンガーがヤマトの意思に反して敵を皆殺しにするなどは荒ぶる神の如く描かれ、最終的にムー大陸を沈めてしまう。そうした中ヤマトは全宇宙の創造者と対面し、自分とアイラ・ムーそしてゴッドマジンガーの真の役割を知らされるなどアニメとはかけ離れた展開をみせる。
…らしいです。うぉ~さすがのバイオレンス展開!TV版も子供向けにヤワな展開にしたあげくにまとめきれず…じゃぁ~ねぇ~。いっその事、漫画版展開で黒歴史伝説を作った方が人々の記憶に残った作品となったかもね(人それをトラウマという)
 
声優ネタ的には「ムーの4剣士」の中のひとりが石丸博也(マジンガーZのパイロット・兜甲児の声優)がいたのにはニヤリとさせられました。
あとムーの女王役に榊原良子。個人的にお気に入りの声優さんです。「スペースコブラ」のレディや「ZZガンダム」のハマーンなど大人っぽい女性役が多い彼女が可憐な王女役を!ニンマリしながら見てしまいました。
 
音楽はあの「ハネケン」こと羽田健太郎さんが担当しているのでBGMは素晴らしかったです。主題歌もいいなぁと思ったんですが、これは羽田さんじゃなかったのね。EDはMIQがカバーで歌ってます(今回視聴するまでオリジナルシンガーだと思ってた・汗)OPは森口博子あたりがカバーしてくれんかなぁ~このまま埋もれさすにはもったいないいい歌だと思いますよ。