2006年
 
OP「まかせて★スプラッシュ☆スター★」
作詞:青木久美子
作曲:小杉保夫
歌:うちやえゆか with Splash Stars
 
 
ED『「笑うが勝ち!」でGO!』(第1話ー第30話)
作詞:青木久美子
作曲:高取ヒデアキ
歌:五條真由美
 
 
ED「ガンバランスdeダンス」
作詞:青木久美子
作曲:小杉保夫
歌:五條真由美 with フラッピ&チョッピーズ
 
 
ストーリー
海原市立夕凪中学校に通う2人の女子中学生、日向咲美翔舞。幼い頃に「大空の樹」で妖精を見た2人は、5年の月日を経て同じ場所で再会する。その時、2人の元にかつての妖精達「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピが現れ、力を貸して欲しいと頼まれる。2人は「伝説の戦士プリキュア」に変身し、滅びの力で世界を支配しようとするアクダイカーンやその手下と戦い、奪われた泉の郷の七つの泉を取り戻していく。
 
概要
プリキュアシリーズ』の第3作である。2004年(平成16年)の開始の際からスタッフ間で今までのキャラクターのまま続行するか検討した際、「キャラクターを変えてシリーズを続ければどうか」といった提案から企画された番組である。
女児向けアニメシリーズがメインキャラを一新することは前例になく、当時スタッフ間ではかなりの議論が行われた。そこに至るまでに前作のキャラクターのままシリーズを続投するという選択肢も存在していたが、「従来通りの継続方法では、数年後先細りするかもしれない」という危惧や、オリジナル作品を二年間監督し続けたシリーズディレクターの西尾大介の消耗を感じていたことから新たな方針を提案し、そのまま決定した。
 
前作が派手な格闘アクションが中心だったのに対し、本作のシリーズディレクターを勤める小村は「日曜の朝の番組としてはちょっと刺激が強すぎる」と感じていた。くわえて前番組『Max Heart』における「アクションが派手過ぎる」「子供が怖がる」といった声を取り入れた結果、本作は光を効果的に使用する柔らかい感じの作風を意識して製作が行われることになる。戦闘においても前述の光の演出を取り入れることで、「攻撃」より「守り」のイメージを強く伝えようとする意図があった。本作のこういった演出により、戦闘シーンはバリエーション豊かになった。また、変身や世界観における背景も、前作までの鉛色や暗雲のイメージから一転して、空や海、そして新緑の木々など、自然物が中心になっている。
 
また、小村の「『世界名作劇場』のようにもう少し日常を前面に出せないだろうか」という考えから、日常描写にも力が入れられており、主人公の家族の出番を意識的にあげている。各キャラクターへの親近感が向上した。
 
キャラクターデザインの稲上晃は、本作の主人公をデザインするうえで「前作の二人を越えるのは大変だろう」と考え、イメージとして妹分的なコンセプトを意識したという。身長は二人ともほぼ同じで揃っており、印象としては「前作より幼く見えるかも」としている。
 
新規視聴者の取り込みや、新規商品の販売といった都合を踏まえての決断であったが、結果としては商業面で苦戦を強いられる形となり、メインキャラクターの刷新が裏目に出たとも言われた。
本作品はもう1年継続する準備が進められていたが、ビジネス的な都合で急遽新しい作品を製作することが決まり、プリキュアシリーズは『Yes! プリキュア5』へと移行することとなった 。鷲尾自身は「次も続くだろうという慢心があったためだ」と述べつつ、現場としては「充実した良い作品を作ったと自負している」など、本作の内容の自己評価を下している。同時にこの経験が次のプリキュアのアプローチを大きく変えなくてはいけないと考えるに至った契機にもなったという。なお、途中より登場するキュアブライトとキュアウィンディは、元々二年目を想定して作られていたバリエーションを起用したものである。
(ウィキペディアより)
 
昨年放送の「スマイルプリキュア」から急激にプリキュア愛に目覚め?、他局での再放送プリキュアも追っかけはじめ~現在放送の「ドキドキプリキュア」を視聴しております私です。まだ「Max Heart」の前半と「ハートキャッチプリキュア」の後半は見てないけど、完成度としては個人的に本作が一番高いと思いました。また小学校入学前後あたりのお子さんにオススメできる良作作品だと思いますよー。世間の評価はかなりキビシイ感じみたいですが、初代に次いでの作品だったのでどうしても前作と比較されがちなのはしょうがないところかな。個人的にも一番好きなプリキュアは初代のキュアブラックこと美墨なぎさだったりします(^^;
 
ウィキってみてキャラクターの刷新にはいろんな苦悩があったんだなぁと伺われます。確かにセーラームーンやおじゃ魔女もシリーズを重ねるに連れ先細りしていった感がありますものね。そういう意味でも今日まで続くプリキュアシリーズの成功はまさにその点にあったのではないでしょうかね。さらに本作の次の「Yes! プリキュア5」からはキャラクターデザイナーも代わってますし。
 
また私がプリキュアシリーズの視聴を通して感じたのは物語の展開や戦闘シーンで(とくに昭和編の)仮面ライダーや戦隊モノのテイストがちりばめられている所ですね。
・プリキュアの名乗り
・戦闘シーンでは肉弾戦を基本に仕上げは合体技とかwww
・アツイ友情話の展開(謎の味方や敵方が味方にといった)
・敵の幹部化(幹部同士で足の引っ張りあいとかwww)
・劇場版でみんな大集合~とか!どんだけやん!
私は元々アニソンとしてのプリキュアシリーズは高評価で毎回チェックを入れていたので(TVアニメは1話だけ視聴)、後になって(昨年あたりに)気づくのも我ながら
呆れておりますが音楽関連のクレジットをよく見るとライダーや戦隊の音楽関係者が多いんですよ~
そんなこんなで女の子向けアニメだからといって敬遠していると勿体無い作品ですぞ。
 
最近のプリキュアは人数が多いせいか、そちらを描くほうが精一杯なのかな?家族描写や学校での生活、クラスメートの描写が減って残念に感じてもおります。初代や本作などはその点がしっかりと描かれていて私は大好きな所でもあります。
 
特にピックアップしたいのが敵の幹部の満と薫のエピソードですね。このふたりは独断で行動することが多く、あげくには咲と舞のクラスに転入してくる。視聴者としては満と薫の正体がわかっているのでドキドキハラハラでしたね。やがてふたりは咲や舞、クラスメート、咲の妹を通して人間愛の素晴らしさに目覚める。しかし、自分たちを生み出してくれたアクダイカーンへの恩義との葛藤に悩むなか、アクダイカーンに裏切り者として制裁を受けてしまう。一度は封印されたふたりだが精霊たちの王女・フィーリアの力によって復活。アクダイカーンを倒す事は自分たちの存在の消滅する時と知りながらも咲と舞と共に戦うことを決意する。最終決戦では月と風の力を受けて変身して戦った(かつて満と薫は月の精霊ムープと風の精霊フープの故郷をアクダイカーンの命により奪っていたことがあった。それだけに月と風の力を得られたことに感慨深いものがあるのだ!)戦い終わってふたりは消滅しかけるもフィーリアや精霊たちの力によって新たな命を得て復活する。
そうだよね~満と薫は一度はプリキュアとして変身しているんだよなぁ。劇場版のオールスターズではプリキュアとしてカウントされてないのが残念ですね。もし、当初の予定の2年間の作品として本作を描いていたなら変わっていたかもしれませんね。
 
歌はプリキュア全般に言えることですがポジティブで聞いていて元気がでてくる(これぞ、アニソン)ってな感じがいいですね~
2期のEDからダンスシーンが入ってますね。この歌以降、現在放送中のドキドキプリキュアのEDではプリキュアたちによるダンスシーンが定番となりましたね~。そういえば昨年度から中学で体育の授業でダンスが必須科目になりましたけど、よく考えると生徒の世代ってプリキュア見て育ってるよねー。プリキュアが授業を変えた!なんて言ったら言い過ぎかな?