前回がテンション下がる話題だったので今回は逆のお話。
っと言ってもチョー個人的なことだけど。
 
部屋掃除というか押入れを漁ったよ。
 
ほこり被ったギター…じゃなくって絵の道具箱を引っ張り出してきたよ。
 
油絵の道具だ。
 
昔からの友人がもし、この日記を読んでくれているなら
 
「お!?」
 
と、思ってくれるかな。
 
うん、また絵の創作活動を再開しようと思うんだ。
 
実に15年ぶりだね。
 
親父が失踪してからというもの、お袋の面倒をみる為、
生活を優先するために絵を描くことを捨てた。
 
10代、20代の自分にとって絵を描くことは
自己確立やプライドがすべてだったように思う。
絵を描くことは孤独(個独)な作業であり孤高であらねばならない。
そういったスタイルでしか絵に携われなかった自分は
とても他者との共存ができなかったし望みもしなかった。
 
が、ある程度の生活費が必要にせまられ工場勤務を選んだ。
そこでは協調性が求められるのだ。
 
自分は器用に立ち回りできる性分ではなかったし、
親を捨てるという非情な選択ができない甘さを認識した時点で
自分の限界を知った。
そうして絵を描くことをやめたんだったな。
 
それでも自己表現という欲求がどこかにあって
ガレージキットやカラオケという手段で今日まで生きてきたんだ。
それらは元は他者が制作したものだが
アレンジで自分なりのテイストを加えられるという点があるのだ。
 
しかし、
今年に入ってガレージキットの制作もカラオケ活動も滞りがちだった。
気持ちは上向いているのを感じつつも何故か気分が乗らなかった。
 
でも、今はわかる気がする。
だから絵を再び描き始めようと思うのだ。
というか、確認したいが為に筆をとってみたいのかもしれないが。
 
今年は刺激的な出会いに恵まれた1年だった。
 
路上ミュージシャンであり旅人のsingさん。
 
メジャー契約を切った現在でも熱いライブ活動を続けていたロックンローラーの鬼頭径五さん。
 
牧野邦夫展
 
映画「ベイベー大丈夫かっ BEATCHILD1987」
 
そして、桃井はるこさん。
 
そんな出会いを通して何かが自分の中で弾けたんだね。
そんな気持ちに乗っかって絵筆をとらないと
当初の予定通り?次回のチャンスはお袋の面倒から開放された時になってしまう。
やるなら今でしょ!的な衝動にかられてですねwww
 
まぁ、ぶちゃけ~桃井さん以外は惹かれている理由が明確なので
その点を探りたいというのも動機のひとつだ。
(自分にはそういった手段でしか知らないのだ。)
後付できっと色々と見えてくるものもあるだろうが、コレが現状。
 
さて、道具箱を空けてビックリ。
絵の具、溶き油関連がない。
パレットや油壷もない。
あるのは筆とペンティングナイフ類だけ。
度重なる引越しの中で固形化してしまったものは処分してしまったんだろう。
 
さてさてどうしたものか…な。