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なんか急にこの映画が見たくなってビデオをヤフオクで落札。
私が子供の頃はまだTVゲームやビデオもない時代。よく仲間たちと外でナンとかゴッコや野球などして遊んでいた記憶がありますが、雨降りやインドア派(苦笑)のお友達との思い出というとやはり漫画本ははずす事のできないアイテムでした。
大人になって読み返すと手塚治虫や石ノ森章太郎の深いテーマ作品に面白さを見出しますが、小学生低学年の頃の自分のお気に入りの漫画家といえば藤子不二雄ですね。丁度、コロコロコミックが誕生したのもその頃だったと思います。定期購読していた時期もあって発売日に本屋のオジちゃんが家まで配達してくれるのを待ちわびたものです。
藤子不二雄作品の中でも私のお気に入りは「怪物くん」でした。子供って妖怪モノとか何故か好きだったりしませんか?怪物くんやお供の3人の個性あるキャラクターも好きですが、たぶん一番の好きになった理由は毎回のようにでてくるゲストキャラクターの妖怪が(どんな怪物なのかな~)というワクワク感にあったように思います。
同じような理由でアニメの「デビルマン」や「ドロロンえん魔くん」とかも好きでした。
 
話を怪物くんの映画に戻します。カラーのアニメ版放送が1980年。もちろん見ておりましたよ~(この時はさらに昔にモノクロ版が放送していたなんて知りませんでした)
映画はアニメが絶賛放映中の時だったかな。
 
 
1981年3月14日公開された、カラーでは初となる劇場版。『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』併映作。
原作「お正月は怪物ランドで」などのエピソードをアレンジした内容。怪物大王から呼び出された怪物くん。それを知ったヒロシは、春休みを利用して怪物ランドへ行きたいとせがむ。しかし怪物ランドには人間を入れてはならないという掟があった。エイリアンのマスクを被って逃れようとするヒロシだが大王に見破られ、ついに石にされてしまう。怪物くんは「命の花」の蜜が石化した人間を元に戻せると知り、花を求めて好戦的な「戦怪族」の住む山奥への危険な旅に出た。
(ウィキペディアより)
 
映画館に見に行きましたよ~。この時にことはよく覚えております。なにせ子供たちだけで見てきた初の映画館体験でしたので。確か、妹をはじめ女の子たちは近くの映画館でやっていた「東映まんがまつり」をチョイスしたんだ。それでオフクロは女の子の方へ付き添いで行ったので、私を含めた男の子組は別行動となったんだわ。映画見終わったらどこどこ集合ってな感じでね。
たぶん他の男の子は「ドラえもん」目当てだったと思うけど、私は「怪物くん」でした。
今回、久しぶりに見返して(たぶん当時以来か?TVで放映した時に見たかもしれませんが)いろいろと薄れかけていた記憶が蘇ってきましたよ。
そう、映画版の魅力のひとつにたくさんの怪物が登場するということ。
それと怪物くんのふるさと、怪物ランドが一体どんなところなのかという期待感にあったように思います。大人になった現在でも私がアニメやゲームで好きになる要素のひとつとして、作品の世界観がちゃんと描かれているかという観点があるのですが、ふりかえればこの作品に原点があったように思います。
 
見返すまで殆どストーリーなんかは忘れていたんですが、怪物くん一行が怪物ランドへ到着して(怪物ランド行きの列車にて)…駅には怪物くん(王子ですから)を迎えるためにたくさんの怪物が集まってきている。しかし、列車からお供の3人は下車してくるのに肝心の王子が降りてこない。ざわめく怪物たちに「おれはココだ~!」と頭上から怪物くんの声。見上げると魔法のほうきにまたがった怪物くんとひろしのワンカットが入るんですが、このシーンでゾワゾワしてしまいました。(ん!この場面好きだったわ~)と思い出がハッキリと。セピア色の絵が一変してカラーになったような不思議な感覚でした。怪物くんたちはこの後、怪物ランドのあちこちを空からめぐるのですが圧巻ですね。手書きのセル画ながらダイナミックなカメラワークとかで怪物ランドの広大さを描写していてしびれます。この辺のシーンは見応えあっていいなぁ。
 
ストーリーも王道冒険モノながら、怪物くん親子のやりとり(怪物くんの成長)やひろしへの友情など見るべき点も多く、鑑賞後すごくあたたかい気持ちになりました。
すっかり怪物くんの能力(手が伸びるとか念力とか)を忘れていたのはご愛嬌www
怪物くんのオヤジの笑い声(ゲボ、ハハハ~!)とかってよく真似をしたなぁ~
挿入歌の「GO!GO!モンスター号」(ピーカブー)がカッコイイ!くぅ~!ネットではUPされてないようで残念。「怪物くん 全曲集」CDに収録されているようだから買っちゃおうかなぁ。
 
とまぁ、こんな調子で古い作品を見返すことがきっかけで、現在往年作品ブームがマイブームとなっております。怪物くんのビデオを落札した時に一緒にいくつかのビデオも落札したのですがそれはまた次の機会にということで。