んーーーーーーーー!!!
昨日は久しぶりに都内を彼方此方まわったなぁ~私もまだまだ若いかな、ふふ。
 
先ずは目黒のFLAT4さんのジュークボックスショールームね。
最寄駅の学芸大ってはじめて降りたけど商店街がのどかな感じがありつつも、小洒落た雰囲気があって良かったなぁ。小物雑貨やアンティークショップなどもあったり、タイ料理のTAKE OUTできるお店なんかもあってちょっと多国籍な感じの商店街。
 
お目当てのショールームに着いたら鍵がかかっていて閉まっていてアセったよ。張り紙に連絡先があって本当は事前に見学の許可をとっておいた方が良いみたい。
さて…携帯電話を持ってない私は(どうしたもんか?)と思ったけど、すぐに本社が近くにあったことを思い出し(HPで確認済み)、直接本社の方へ出向いてみました。と言ってもすぐ50Mくらい先なだけなんですけどね。本社はフォルクスワーゲン(外車)の代理店なんですね。ワーゲンがいっぱいでしたw こんなに一気に見たのは自分の子供の頃のワーゲンブーム以来だよ。そもそもあの頃はまだ軽自動車がなくって…(話が長くなるので割愛w)
ワーゲンを洗車していたスタッフさんにショールームの見学希望を伝えると気さくの応対してくれました。すぐに専属のスタッフさんを呼んでくださいました、感謝。
 
店内に入ってすぐにスタッフさんが電源を入れ、そして店内のジュークボックスのネオンやら点灯しだしてね~もう、その様子だけで感激しちゃいました。
はじめにスタッフさんに雑誌「ラジオライフ」での桃井はるこさんの連載コーナーでの記事を見てきました~と伝えました。ので?礼儀正しく見学させてもらいましたよ~。店内でUO折って暴れたりしてないのでご安心をw さすがにそんなことするヤツはいないわね~
 
ジュークボックスが登場するにはレコードの存在が欠かせないけど、そもそもレコードが誕生するには自動演奏というジャンルの確立があって、そこからオルゴールなどが登場して…といったジュークボックスの誕生の背景の話とか、一時期はラジオとジュークボックスがライバル関係にあって歌手の人も自分の曲をどっちでかけてくれ!とか好みがあったとかの話が興味深かったです。
 
実際にジュークボックスで音楽もかけてくださってThe BeatlesのYellow Submarine とか、かけてもらったよー。もうね、音がCD音と違うね!イントロだけで高まってしまいました。温かみのあるサウンドでやわらかい音なんですよ。スタッフさんによると生演奏に近い音らしいです。CDの出現でよりクリアな音が再現できるようになったけど、より研ぎ澄まされていった結果、硬質な音になってしまったんですよね。今の若い方、CDで育った世代にはわかりにくい微妙な話だと思うけど。
 
似たような話を昔、専門学校の選択科目だった「写真」の授業で講師の方とそんな話をしたなぁと思い出しました。当時はまだデジカメなんてない、フィルムの時代です。この授業を選択した多くの生徒は真新しいオートのカメラや1眼レフなどを持ってきてましたが、自分が授業で持ち込んだのは祖父の形見の古い1眼レフカメラでした。今となっては何故そんな古いものを持ち出したのか理由は忘れてしまいましたが…とにかくピント合わせやらシャッタースピードなど全て自分で調節しなくてはならないので大変だったことを覚えております。
 
まぁ、そのカメラを講師の方が見てすごく喜んでくださったんですよね。なんでも最近のカメラ、特にレンズがハード化になってしまい、昔のようなやわらかい表現ができなくなってしまった…このカメラは大事にしてくださいね、みたいなことを言ってくださったんだ。その時はレンズがハード?とか意味わからん状態でしたが、その後、そのカメラで撮影していくなかで確かに他の生徒とは違った写真の出来ばえに、なんとなく意味がわかるようになっていきました。輪郭線とかが少しぼやっとしている感じ。全体的にぬるっとした印象。確かに何でもはっきりくっきり写す最新式のカメラとは違いました。良し悪しは別の話ですけど。
(※時代はさらに進みデジタルカメラの現代では大体どちらの表現もできるようになってるみたいですし、PC上でいくらでも加工できますからね~)
 
話はジュークボックスの音に戻りますが、個人的にカメラの件で似たような体験をしていたのでスタッフさんの説明にはすごく納得!うんうん!と興奮気味に相槌を打ってしまいました。音の話やジュークボックスのギミック話では到底モモーイには敵わないので(って何故かライバル心を燃やすw)私は主にデザインや素材とか思ったことをスタッフさんに尋ねてみたりしましたよ。すごく丁寧に解説してくださって本当にスタッフさん優秀です。
 
私が子供の頃に見かけた日本のジュークボックスは横長のタイプが主で、外観からはレコードを再生する様子が見えないタイプでした。ショールームでも同タイプのを見かけましたけど面白みに欠けるかな。やっぱり、これぞアメリカンって感じのネオンが派手な縦長のタイプがいいなぁ。選曲したレコードをアームがつかんでターンテーブルに載せる動作にグッときますね。
中でも初期の頃のジュークボックスの外観素材が木材で驚きました。木目を活かした丁寧な作りでまさにアンティーク家具といった様相でした。んんーこの木製主体の初期の時代に日本に入ってきていれば、ジュークボックスに日本の寄せ木細工や家具彫刻などの技術が交わってすごいものが生まれていたんじゃないかなぁと脳内妄想で楽しんだりw
 
ジュークボックスは本場のアメリカでもすでに生産終了したということで残念ですね。
外観のデザイン的な意味合いでいうならば中身がCD、MP3ですけどある~ちゃ、あるらしいけど。
 
ジュークボックス衰退の原因は音楽を外で楽しむ、といったものから家の中で楽しもう、という生活スタイルが変わったことにあるみたいですね。私も桃井さんのブログの記事に同じようなコメントをカキコミして(現在はコメント見れない仕様になってしまったけど)たんでスタッフさんと同意しまくり~、はては日本人とアメリカ人のジュークボックス音楽の楽しみ方の違い(国民性)、例えば他人の選曲したダンスミュージックでフロアで踊れるかっといったもの、そんなことについて意見を言ったりして
楽しいジュークボックス談義をしてきましたよ。
 
ああ!どうせなら許可もらって店内の写真撮らせてもらえばよかったかなぁ。というか、時間が許すならジュークボックスをスケッチしたいなぁ。店内で飲食できるのかな?あの温かみのあるサウンドに耳を傾けながら古きよきアメリカに思いをはせビールでも飲みたいな。店内のジュークボックスは実際に売り物になっててお値段がちゃんと表示されてました。大体新車1台ぶんくらいのお値段らしいです。
 
そして、後ろ髪をひかれる思いで次は有楽町へ移動する私でした。
長文になってしまったので前・後編に記事を分けまーす。