10月12日に水木一郎さんと堀江美都子さんが毎年開催しているコンサート、「ふたりのアニソン♯12」に行ってきましたー。
 
今回なんでUPが遅れた(遅らせた)かというとセトリが…ライブ当日、うまいことメモできなくてね~誰かが記録してたら拝借しようと思ってたんですが無さそうなので諦めましたw 一部うろおぼえですが当日のコンサートの様子を振り返ってみたいと思います。
 
実は今回の会場は「よみうり大手町ホール」という今年できたばかりの会場でした。ホールの杮落としにこの「ふたりのアニソン」(特別版)が開催されたのですがその時はいろいろあって観覧できませんでした。なので今年はイレギュラー的に2度目の「ふたアニ」。なんでも杮落としの時に水木のアニキがいたく当ホールを気に入ったらしく、今回の公演も「よみうり大手町ホール」に決めたとのこと。ちなみに来年1月に開催予定されているアニキのバースデーライブも会場はココに決まっています(苦笑)
自分にとっても初の会場でしたが…ホントにすんばらしい!ホールなんですよ~
会場の内壁が木材で覆われていてイスも木製。開場入りした時にはまだ木の香りがしっかりと嗅ぐことができました。席も一列ごとに段差ができていてどのお席からもステージがよく見えるようになってます。お席の背もたれのところが、(よく新幹線や飛行機にあるような)机がとりだせるようになってて電灯も内臓されていて取材メモをとるのに最適でした(今回のコンサートでは使用禁止でした・泣)
ただ難点をあげるならば…ステージがLED照明を使用しているのでしょう、ステージの明るさと客席の暗さの差が激しく、自分のようにメモをとりながらコンサートを楽しむ人には涙目でした。マジで手元が真っ暗すぎてメモがとれませ~ん。
それでも圧倒的にこのホールが素晴らしいと推したい点は…
音響がヤバイくらいに素晴らしい!
自分はあまり、コンサートやライブでは音にはこだわらない性質なんですが、さすがに今回ばかりはこれまでの会場との違いをハッキリと感じました。ものすごーい柔らかい音で包み込まれるような感じなのですよ。…結果、どうなったかというと…もう初めから今回のコンサートの総括を言ってしまいますが(笑)、私もアニキやミッチのナマの歌を拝聴するようになって15年になりますが、過去最高のコンサートだったと断言しちゃいますね!会場も良かったけど、その会場の設備に頼ることないおふたりの気合いもバッチリでした。
 
客層は自分の世代を中心に30-50代でした。ホントはおふたりともアニサマ出演されたということもあって個人的には若い世代の方の観覧も期待していたのですが…それでもチケット完売ということ満員御礼でのスタート。
 
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アニキはシックに白のスーツ、ミッチはエメラルドグリーンのドレスでの登場。アニキの胸のブローチはミッチからのプレゼントだそうです。ミッチの髪飾りはご本人のお手製。1曲目は「Now and Foever」次いで「猛と舞のうた」を披露。おふたりの息のあったデュエットソングで観客の心を魅了。挨拶のMCに続いてソロの代表曲を挨拶代わりに歌われました。
マジンガーZ、キャンディキャンディ、コンバトラーV、花の子ルンルン。
 
ステージには毎度のソファが登場し、おふたりもいつものくつろぎモードへ。
このまったり感というか、素の表情に近いおふたりが拝見できるのも「ふたアニ」の魅力のひとつ。アニキいわく「僕の家の部屋からお届けしているような感じで…」というアットホームな感じがクセになるんですよね~
 
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「ふたアニ」の名物といえばいろんなコーナーがあるという点です。先ずはリクエストコーナー。その名の通り、お互いが相手に歌って欲しい曲をリクエストするというものです。
アニキからミッチへは「セーラースターソング」
ミッチからアニキへは「輝く太陽カゲスター」
 
私がおふたりのライブに行くようになって気がついたことがいくつかある中で、新曲をリリースするとしばらくその新曲をヘビロテで歌うという行動があるのですが、これは、まぁ、未だに新曲を歌わせてもらえて嬉しいという表現の表れなのかなぁ~と推測していたのですが、ミッチの「セーラースターソング」を聴いて思ったことはライブの中で歌いこなして自分の歌にするということでした。ちょっとわかりにくい文章で恐縮ですが、この「セーラースターソング」という曲はセーラームーン20周年を記念して春に発売されたトリビュートアルバムの中の1曲でありまして、参加いている歌手はミッチも含めてオリジナルシンガーではないんですよね。カバー曲ってやつなんですよ。
CD発売後、ミッチはよくイベントでこの歌を歌唱されていて自分も今夏のAJFでこの歌を聞いております。その時もイイ歌だなぁ~と思ったのですが、あれからたった2ヶ月しか経っていないのに、もう何年も歌ってきたかのような貫禄があって、ものすごく壮大な歌に仕上がっていて驚かされました。CDにはCDの良さを、ライブにはライブの良さというものがありますが、ライブというものは楽曲が育っていく場でもあるんですよね。この短期間でものすごい進化を遂げさせたミッチの力量には感服させられました。
 
アニキはw ミッチからのリクエストでさらに当時の振り付けをしながら歌って~☆という無茶ぶりもなんのその(アニキ<腕が上がるかな~とか言ってたけど)、カッコよく決まってました。さすがは我等のアニキ健在!というところでした~
 
そうそう、アニキの「ゼッッッーート!」という決め台詞に対抗?してミッチも「セーラースターソング」から「負けないっ!」という歌詞を決め台詞にしようかと、この日はいろんな場面で「負けないっ!」という台詞をぶっこんできて可笑しかったです、フフ。
 
とりかえっこコーナー。それぞれの持ち歌を交換して歌う。
ミッチ「サバンナを越えて」
アニキ「君がいるから」※ドラえもん のび太のパラレル西遊記より
 
セルフカバーコーナー。
ミッチ「アクビ姫」ロックver.
アニキ「バビル2世」
 
超レア曲バトル。
ミッチ「やさいくだものへんちくりん」※宇宙鉄人キョーダインより
アニキ「カラムーチョZ」CMソング
 
出演作品コーナー。
ミッチ「悲しみは天に還して」※SUBMARINE SUPER 99より
アニキ「ほえろ!ボイスラッガー」
 
スタンダード・コーナー。ふたりが影響を受けた楽曲を歌唱。
ミッチ「夜来香」
アニキ「Smile」※チャールズ・チャップリン作曲
 
ソロ・コーナー。
ミッチは11月19日発売予定のアルバムCD「レア・グルーブ・トラックス」より選曲。
 
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「プールにかけた青春」
「サザエさん」
「あかるいサザエさん」
「夢のララバイ」※大恐竜時代より
そしてミッチもやや涙ぐみながら熱唱された「春の兆し」
 
個人的にはオール初ナマ歌唱で感極まってしまいました。早速CDも予約してしまいました。サザエさんのEDも時代を感じるなぁ~と懐かしき昭和の風景を思い浮かべてホロリ。「春の兆し」もなんという名曲。持ってるCD集に収録されていたのに番組を見ていないこともあって聞きスルーしておりましたorz ライブに行って聞いてその曲が好きになるというパターンに完全にハマッてしまいましたわ。
 
アニキは
「ルパン三世愛のテーマ」
「信じるかい」
「キャプテン・ハーロック」
「東北合身ミライガー」
 
お気に入りのスローバラードに次いでOPでなくあえてのED曲をチョイス。しっとりした曲の後のは壮大なハーロック。そして東北震災の件を忘れないようにとミライガーを熱唱。どれも気合いが入った歌いっぷりで来年のバースデーライブが本当に楽しみになりました。
 
最後はデュエットソングで〆
 
「我ら ザ・ドラえもんズ」
「たたかえ!ガ・キーン」
 
EC
「CROSS FIGHT!」
「Dear Friend」
 
アニソン界では大御所と言われるおふたりが魅せるこのコンサートは笑いあり、涙ありのハートに響くコンサートでして、私にとっては大切な宝物そのものなのです。
 
現在はアニメ、アニソンブームの真っ只中。放映中の作品や人気ある作品ならほぼリアルタイムにコンサートでその歌を聞くこともできるでしょう。それはそれで楽しい事だと思いますし、贅沢な事だと思います。でも、「ふたアニ」のように20,30年経って昔見ていたアニメ作品の歌に再会できるこの喜びも、ものすごく贅沢な事だと思うしシアワセな事だと実感してます。
それでいてアニキもミッチも単なる懐メロ歌手じゃない、常に挑戦者のように精進する心を失っていなくってね。歌の表現がまた一段と豊かになってる~と驚かされることもしばしばあって…一体どこまで進化していってしまうのでしょうか(苦笑)
今回も心が潤いで満たされましたよ~「ふたアニ」大好き!ありがとう~♪