以前から書いておこうと思っていたテーマのひとつ。
自分にはシルバーウィークなんてものはないものの、来週の日曜日9/27には「日本コロムビア アニメソング50th THE LEGENDS」があるのでね。なんだかそれに合わせて自分なりのスタンスを表明しておきたくなったわけであります。


アニソン。私が本格的に多種あるジャンルの中でアニソンを専門に音楽を追いかけ始めたのは1997年に赤坂ブリッツで開催された「ROBONATION SUPER LIVE '97 SUMMER」、そのライブCDを購入したことがきっかけでした。
CDは発売日されたその日に購入してます。当時私はアルバイトでCD売場で働いていまして、新譜CDの入ったダンボールを開封してこのCDを発見した時の運命めいた感動は今でもよく覚えております。

マジンガーZ、ボルテスV…ダンバイン!懐かしい歌だけど、つい最近に録音されたばかりの真新しい歌の数々に、これらを歌っている歌手が現役でまだ歌っていてくれている!?その事実に衝撃を受けたものです。
CDの帯には
「見ろ!聞け!本物だ!!」
とのキャッチコピー。まさしくその言葉通りの衝撃がそこにあったわけなのです。

現在のアニソンファンの方にはピンとこないかもしれませんが、その頃のアニメやアニソンの環境は今ほど華やかではありませんでした。どちらかというと大人になってもそういったモノを好きだと言うには、うしろゆびを差されかねない状況でしたね。
アニソン単発のコンサートというのも殆んどない時代。「ROBONATION SUPER LIVE '97 SUMMER」の開催にあたっても当時としては、お客さんが集まるか不安しかなかったと聞いたことがあります。まだ深夜アニメなんてものも存在していない時代。

先のCDは私に懐かしい~という思い出と共に
「愛」とか「勇気」、「友情」などといった大人になってから真顔で発言するにはやや気恥ずかしい言葉が自分の心の中に新鮮に響き渡っていくことを感じていました。
温故知新というかシンプル イズ ザ ベストというか。
懐かしい歌を聞きながら
(ああ、自分はこういう歌を聞いて育ってきたんだなぁ~)
と幼少期の人格形とアニソンとの関わりなど考えたりしました。

実は私が普段使っている「アニソン」という言葉には大きくわけて2つあります。
その点が今回のブログ記事の趣旨なのです。ここまでが前置き(笑)

私にとってのアニソンとは

・ひとつは世間一般、みんなが使ってる言葉の通りのアニソン。
アニメの主題歌。特撮、挿入歌、キャラソン、イメージソングなどを含めた歌です。
こちらは特にこだわりなく使ってます。

・もうひとつは子供向け番組のアニソン。
最近はキッズアニメ作品とか言われてるジャンルですね。
私は子供の頃に見ていた作品、歌は後の人格形成にも関わってくると思ってます。そういった観点から自分が子供の頃に歌を通して学んだ「愛」とか「勇気」、「友情」といったものが、現在も継承されているかなぁ~と注目してたりします。
そういった意味では「プリキュア」や「戦隊ヒーロー」シリーズは安心して聞いていられるアニソンだと思ってます。

私がこだわりをもって「アニソン」という言葉を用いる時には大概、子供向けの…という意味を指しております。
この辺のこだわりは話すと長くなるから…簡単に説明すると
私は大人になって再びアニソンというジャンルに向き合う前に
絵本や童話といった「児童文学」というものを学んできた過程があることの影響があるんじゃないかと思ってます。
それゆえ、アニソンを聞いて人格形成が云々とか考えてしまうんでしょうw
普通はそんな事を考えながらアニソンを聞いてる人はいないでしょ?
だから、あまり人前ではこのこだわりをもってアニソン談義するのは避けてます。
自分が変わり者であることに自覚があるのでね。

子供の心に響くアニソンとは何か?大人になって、ふとそのアニソンを思いだし口ずさめる歌ってどんなのだろう?

水木一郎さんはよくお話の中で
マイクを通して魂を伝える…TVの番組を見ている子供たち、モニタの向こうにいる子供たちに主人公の愛とか正義、あるいは哀しみといった想いが伝われー!といった気持ちでレコーディングしてきたとおっしゃられています。

堀江美都子さんは子供たちにもわかりやすいはっきりとした言葉使いを心がけて歌っておられます。(幼少の頃に学んだコロムビアレコードの作詞家や作曲家の先生方からの教え、だそうです)

どういった事が正解というわけでもないのでしょうけど、私はそういった心遣いも歌を聞いた子供たちの心に長い間残っていく要因にもなっていると思ってます。

9/27の「日本コロムビア アニメソング50th THE LEGENDS」では私が子供の頃に聞いていたアニソンを歌っていたたくさんの歌手が参加されます。なんだか幼い頃の自分と対面するような気持ちがしていろいろドキドキしています。楽しみだ~!