月蝕歌劇団「聖ミカエラ公演漂流記」公演中に当初の予定通り(汗)、
私が作っていたブツをのんちゃんこと永野希さんに手渡すことができました。
その日ののんちゃんのツィッターであげられたのがコチラ。

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そうなんです、マトリョーシカを作ったのでーす。
実はいつか、
のんちゃんの活動をモチーフにしたマトリョーシカを作ってみようとは思ってました。
何故、マトリョーシカなのか?
それはのんちゃんがマトリョーシカ好きだからです!
(これまでの活動の中で度々そういう話があったので覚えていた)
なので、もし達磨好きだったら達磨だったかもしれません(笑)

もともとはワンマンライブの衣装で作ろうか?という案があったのですが
1st、2ndの後、2年間もワンマンライブが無かったのでアイデア自体が宙に
浮いちゃってたんですよねー
実はこの手の死蔵案っていくつかあるのよね~フフフ。

今回、たまたま入った画材屋でマトリョーシカの制作キットを見つけまして。
5体のヤツね。7体のものもあるみたいですが私が見つけたのは5体の、でした。
それを手に取ってるうちに
(そういえば今度の公演でのんちゃんが月蝕歌劇団の舞台に立ってほぼ1年。
ちょうど劇場も1年前と同じところだな。それに5体ってのんちゃんが演じた役の数と同じじゃないか!?これは1周年記念のお祝いに作ってみるのもイイかもー!)
という思考がさっと私の頭に過ぎったのでした。
ちなみにこの日に画材屋に行ったきっかけとなった特殊なデザイン紙。
これものんちゃんを描こうと思って買いにいったのですが、いまだ手付かずです。

画材屋に貼ってあったPOPに下地にジェッソを塗ると発色がイイよ、みたいなコトが書いてあって実践したところ、ジェッソの厚みでパーツの組み合せが閉まらない事態が発生。これには参りました。紙ヤスリがけという余計な苦行をするはめになってしまいました。たぶんこの作業が1番長かったんじゃないかな(笑)ジェッソを塗る際にはパーツの組み合せ部分は塗ってはイケマセン、ひとつ覚えましたw

デザインを起こし始めたのが公演2週間前ぐらい。

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ネットでマトリョーシカのデザインを検索しながら手足をどうするか?など
かなり悩みました。
絵の具も最初は家にあるアクリル絵の具で塗って仕上げにニスを使おうかと思ってたのですが、いざ絵の具のフタをを開けてみると中身が固まってた(泣)
前に使ったのは4年前ぐらいか?
「のぞみ家の一族」1周年の時に描いたのんちゃんの肖像画で使った以来だね。

仕方がないので絵の具をセット買いすることにしました。
ここで何故か仕上がりをツヤ有りからツヤ無し、いわゆるマット仕上げの方が温かみがあっていいかなぁ~と考え、アクリルガッシュという初めて使う絵の具を購入…ぶっつけ本番、使って慣れろ精神ですよ(苦笑)
苦心の末なんとか完成したのがコチラですよ。

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「聖ミカエラ学園漂流記」より、池田理佳。
優等生で少女十字軍のリーダーです。最初、のんちゃんが池田は優等生キャラなので役作りにおいて眼鏡をかけるという話でした。ところが公演前にSNSであがってきたパンフレット写真などで眼鏡はかけていないことが判明。眼鏡の有無が疑問点だったので完成がやや遅れたというのもありますw 
後日の裏話トークでお芝居の中で派手な立ち回り、殺陣などあるので眼鏡はしない方が良いということにしたそうです。
お芝居の中ではキビシイ表情が印象的なの池田ですが、ココでは一番外側にくるカオだし前向きに、との思いを込めて笑顔にしてあります。
ポーズはのんちゃんがよくやってる、両こぶしを握って(がんばるぞー)といった
ポーズを採用してみましたよ(笑)個人的にのんちゃんのこのポーズ、好きなんですよね~可愛いからw

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池田の中には
「五瓣の椿」より、加藤しの。
この娘は劇中でころころと衣装を変えるのでどれにしようかたいへん迷いました。
個人的にはチャイナドレスに萌えたのですが(苦笑)ここではオープンニング場面のお着物姿を採用。
今回どのようなタッチで筆をもっていくかという点ではこの着物が基準になったかと思います。ややボカシ気味な仕上げ具合はそのまま作業時間の無さに比例してます(笑)3ヶ月くらいかけて取り組んでいたなら着物の柄をもっと明確に再現していく方向ですべてのデザインを調整したかもね。でもマトリョーシカってあまり細かく描き込まない方がイイ感じかも。なんとなくその方がユーモラスで温かみのある仕上がりになるように思います。
表情はこの娘が一番迷いましたね~しのは復讐心に燃え、最後は自害するという悲しい人生劇でしたので・・・せめてここでは安らかな顔を描いてあげたいな、と思いました。

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おしのちゃんの中には
「ネオ・ファウスト地獄変」より マイナス様
衣装はマイナス様が召喚されし時のものを採用。
特徴としてはツノを紙粘土で盛り上げております。一旦乾燥させて後、少しひっかいてやると取れてしまったので接着剤でしっかりと固定。
あ、そういえばのんちゃんにマイナス様のマトリョーシカを開け閉めする時はボディを持ってするようにとの注意をしてなかったな(汗)頭部を持ってぐりぐりまわすとツノが取れてしまうかも…ま、のんちゃんだし、そん時は自前で修繕できるお方なので心配は無用かな。
マイナス様のポージングはひとひねり欲しかったかもな。剣または契約書を持たせるとかね。

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マイナス様の中には
「不思議の國のアリス」より アリス
ちょっと背伸びしたがる年頃のおしゃまな感じの表情に…したつもりです(苦笑)
アリスのエプロンドレスの色は実物は白に近い薄い水色なんですが、そのまま再現しちゃうと全体的に真っ白けになってしまうので水色の青を強めに彩色しました。
エプロンドレスの後ろの構造を調べるのにDVDを観てチェック・・・するつもりが
そのまま2時間のDVDを観賞してしまいましたw

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アリスの中には
同じく「不思議の國のアリス」より 雪絵
この演目でのんちゃんは月蝕歌劇団の舞台に初出演で初主役。
なおかつ2役という、今考えても大抜擢すぎんだろー!?と。またはムチャ振り(笑)
この後、のんちゃんは3公演連続主役だもんなぁ。
それだけお亡くなりになった劇団の代表であり演出家の高取英さんの人を見る目、
人の持つ力を見抜く才能が確かなものだったと驚かされますね。
雪絵はパッと見た感じ、楽しくしようと思いました。この娘は手がかからなかったなw

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談ですが舞台終了後、のんちゃんとチェキ撮影をする時に
私「あの~プレゼントしたいものがあるのですが、それと一緒にチェキ撮ってもいいですか?」
の「なんでしょう…わっ、何これ、マトリョーシカ!?作ったの?すごーい!」
ここまでは想定の範囲内。
私としては一番外側の池田を持ってチェキを撮るつもりでしたが
の「開けてもいいですか?」
私(カメラマンの人、待ってるんだけど~)「ど、どーぞ」(汗)
ひとつひとつマトリョーシカを開けて、中から登場するキャラクターを見ては
目を輝かせていたのんちゃん。作った私としても至福なひとときでした。
の「どーせなら、みんな並べて撮りましょう」
と撮ったチェキがコチラでーす

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以上をもちましてマトリョーシカ制作レポートを終了したいと思います。
作ってみたら思いのほか楽しかったから、また作ってみたいなーと思うものの、
のんちゃんへのプレゼントにするには二番煎じな感じがして
インパクトに欠けるかな~フフフ。