昨日、職場に着くなり早々に
「スマン、俺の力不足で・・・」と班長に謝られてしまった。
自分が教育係りとなって仕事を教えてきた新人Sクンを
他の班に引き抜かれることを止められなかったことへの謝罪だった。
班長が悪いわけじゃないし俺に謝られてもなぁ・・・

引き抜きの言いだしっぺがドラえもんでいうところのジャイアンみたいな人なんで
話がでた時点で自分の中でも諦めはついていたけどね。
なんせ正論が通じる相手ではないので。
当然、私の仕事に対するモチベーションは下がるし
会社への不信感は募ることになる。
Nからはウチの会社はそーゆーとこなんだよ、
やる気をだしても無駄なんだわ、と慰めの言葉をもらったよ(苦笑)

引継ぎ時にSクンに「異動になったんだってね」と話を本人にふると
当の本人がビックリしていた。
1日前にやんわりとそういう話がでているという話を聞かされたばかりで
決定の知らせは受けていないとのことだった。
そもそも、異動の話もSクンは残業したがってるのにソッチの班は最近受注量が減って残業ない=このままだと辞めてしまう可能性がある=だから残業が常にある新工場に異動させるという、上長に勝手な判断のもとに進められてきた話。
当の本人にはまったく相談もない。
残業云々も面接の時に前の職場で残業・休日出勤がまったくなくなって…という話を元にされてるけど、当の本人にしても今は仕事を覚えるので精一杯で常にどーしても残業したいとうわけでもないらしい。

ジャイアンみたいな上長はもっともらしい理由をつけてるけど、本音はデキる人材を自分の管轄する部署に引き入れたいだけなんだよな。
確かに広い視野でみれば会社という組織に異動はつきものだし、それ自体に異を唱えるつもりはない。社内でも新工場はクレーム件数が圧倒的に多く、なんとかしたいという上長の気持ちもわからんでもない。
が、しかし、やり方がキタナイ。
新人は使い物にならんという先入観で他人(今回は自分)に押しつけておいて、
コイツは仕事がデキるヤツだとわかると有無も言わさずの異動だよ。

Sクンも入社して1ヶ月半で異動させられるんですか?
また最初っから仕事を覚えなくてはいけないんですか?
とやや不満気な表情だった。
異動は月替わりのタイミングで来週の月曜からになるだろう。
Sクンは私からみてもデキる見所のあるヤツだがまだ23歳なんだよ。
これからジャイアンのような上長の下で働いて心が折れなければいいけど。

自分も班長同様に上長の前では無力なのだ。
・・・情けない(ため息)