今日は母の友人のSサンが家に訪ねてきた。
先日、Sサンは母のお見舞いに行った時に
私の食事などはどうしているのかと心配して
近いうちにレトルトのカレーを届けると言ってくださっていたのだ。

ここで2点ほど補足を入れるならば先ず1つ。
母の友人間の認識では私が自炊できないとなっているが、これは誤解である。
凝ったモノは作れないけど最低限のことはできますよ。
何故にそんな誤解が広まっているかというと
母が友人と遊びに出歩いてる時などの断り口上に
「息子のご飯を作らなければならないので…」と言っているからである。
これは前々から私は母に自分をダシにして断りの理由にしないでくれと
言ってあるのだが…だってこれじゃぁ、私自身の印象ってダメ息子じゃん。

第2の補足として何故レトルトカレーなのか。
それはSサンの娘さんがCoCo壱番屋の某支店長だから(笑)
私もこの娘サン、高校生ぐらいの頃から知ってるんだけど
高校の時に近所のCoCo壱番屋でバイトを始めたののよね。
卒業してもしばらくフリーターとしてバイトを続け、やがて正社員に。
当時の正社員の間では営業のノルマがあったみたいで
母もSサンの娘さんの手助けになればとレトルトカレーを購入してたのだ。
今から20年以上も前の話である。
その娘サンはやがて職場恋愛の末、結婚。
現在ダンナさんも他の支店の店長をされていたりする。
そんなワケで思い出深いCoCo壱番屋のレトルトカレーに感謝。

Sサンはなんというかハッキリと物事の良し悪しを言う方で
妹の離婚の時も母に代わってテキパキと動いてくださった御方。
当時は母と妹の考え方に温度差がありすぎて、妹も誰も信用ならぬと
ひとりテンパっていたところ。冷静かつ行動力のあるSサンの介入は
私にとっても助かったことだった。
そんなこともあって私自身もSサンには一目置いているのだ。
ただ、Sサンもいろいろ事情を抱えていらっしゃってお忙しい事を
知ってるので、私の方からは今回の事も含めて連絡することはなかった。

Sサン、カレーを届けながらさ、
私のことを心配してくれてあれこれ言ってくれて…
思わず玄関先でワタシ、泣きそうになってしまったよ。
Sサンが家に来た一番の理由。
それは私の気持ちを心配しての事だったのだ。
疲れているというより、すでに壊れかけている私のココロ。

その後、私の本音を聞いてくれたSサンはしばらく考えてから
近いうちに母に相談、説得してみるよと言ってくれた。

Sサンは「母には私に話してない、この状況を脱するアイデアを
もっている」というのだ。
Sサンもそれ以上の具体的になことは教えてくれなかったけれど…
なんだろ。気になる。

ただSサンも言ってたけどウチの母が頑固なところがあるからな。
時々、その頑固さが私を死に追いやらないかと危惧することがある。
だから私はもうね~
子供を可愛いと思わない親はいないとか
親は子供の幸せを祈ってるってな言葉をさ、
純粋に肯定できなくなってしまったのよね。
そういうお題目って幻想なんだなと身にしみて理解している。
そういう自分と向き合うとさ、
親を憎みそうになったり、社会を呪ったりしそうになる。
周囲の幸せオーラを遮断して、布団にくるまって
閉じこもっていたい衝動に駆られる。
そんな自分にまた嫌気がさし、凹むのだ。

なんかさ、職を失って時間ができた分、
今まで溜めてきたモンが噴出してきてる感じだよ。
もっと明るい話題を書いていきたいとは思ってるんだけど。