確か最近、富野監督のインタビューで
「大人には期待していない。これからの未来は子供たち自身が…」
みたいなのがあったなぁ~と思いだした。
その時はそういえば富野作品って10代の子供らが
世直し(戦争という形式が多いけど)するの多いよなーという程度の
感想だったんだけど。
インタビュー記事はコレ。ガンダム Gのレコンギスタ
https://news.mynavi.jp/article/20140903-tominogreco/


現実の世界で今、ひとりの女の子が注目されている。
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんだ。
彼女は富野流でいうところのニュータイプなのかもしれないと
私はその活動を見守っている。

ただ、彼女に対する批判を見ているとホント、大人はダメだなーと
絶望を覚えるよ。
気候変動問題に対する脱エネルギーを声高に叫ばれると困る人たちは
ロクに経済の勉強もしてない子供に何がわかる?とせせら笑っている。
そういう大人たちが利便性の追求や経済成長を盾にして行ってきたことが
今、地球を危機に招いているというのにな。

私は「Gのレコンギスタ」は放送当時、序盤で退屈してしまって
見なくなったので詳しくはわからない。ただ、同監督の「ガンダムZZ」に
登場した主人公のジュドーはじめシャングリラチルドレンたちの
大人たちがモサモサしていることごとに対し、スパン!と子気味良い台詞、
あるいは行動で示す姿は実に気持ちの良いものだなーと思ったよ。

ガンダムシリーズは今も人気があって、当時ガンプラ世代だった自分も
嬉しく思う反面、富野監督の想い・・・とまではいかなくても、
もう少しその作品にどういったテーマが込められているのかを汲みとって
みればいいのになーと思う。
けど、大半の日本人は(見た)という事実だけで満足しちゃってるように
感じるよ。最近のアニヲタは作品を議論しあわないのかな?

話がややこしくなってきたけど何を思ったかというとグレタさんの行動に
なんとな~く、富野監督の言わんとすることがわかってきた気もするが
反面、ガンダム大好きの我が国だけどグレタさんの行動に関心を示す人が
少ないなーと思った次第。
ま、原発を売りにしている我が国としてはメンドイ相手なのでしょう。
おそらく日本国内でのメディア規制もかかってるんじゃないかな。
日本人の多くの若者はグレタさんどころか、政治にも興味薄いもんなぁ。
これでは富野監督の理想するニュータイプ、
その反乱が日本から起きることはなさそうだ。