よーやく司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読むことができました。
何気に司馬さんの小説読んだの初めてだったりします。
中学生の頃から司馬遼太郎という名前や「燃えよ剣」
「竜馬がゆく」というタイトルの本には興味があったんですがね~
どうして自分でも実際に読むのにこんなに時を費やしてしまったのか、
まったく不明です。
「燃えよ剣」はここ数年、図書館でみかけなかったんですが
(書庫にはあったかも)、映画化にあたり新装版が入りましたので
早速借りてきて読みました。
「燃えよ剣」は時は幕末、土方歳三視点での新撰組誕生から
土方が没するまでの戦いの記録ですね。
学校の歴史の授業では幕末、近代のあたりになると学期末後半も後半で
ヘタすると受験・卒業シーズンでマトモに受けてなかったと思う。
そのせいか、比較的日本の歴史には強いワタクシですが
幕末から明治、大正の近代あたりはあまり記憶がないのよね。
言い換えれば苦手意識すらありました。
たぶんそういう下地があったからこの本を読むことを
後回しにしてきてしまったのかもしれません。
それにしても・・・なるほどね。
新撰組は幕末という時代の変わり目に翻弄されたある種、
悲劇といってもいいかもしれない存在、象徴なんだなーと理解した。
新撰組が守ろうとした徳川幕府、15代目将軍の徳川慶喜が
大政奉還、つまりは政治を司る権利を武家から朝廷(天皇)へ
返上してしまったことにより、時代は大きく一転。
幕府の後ろ盾を失くした新撰組は朝廷側からみれば逆賊になるわけだ。
この頃の戦も剣から銃へーーー
黒船到来で海外からやってきたガトリング銃や大砲が
戦局に大きな影響をもたらすようになる。
まさしく武士の時代の終焉であり、
剣と共に生き、剣と共に死ぬ…そんな生き方しかできなかった
土方歳三という男はこの時代の変わり目と共に
滅ぶのは必定だったのかもしれないな。
小説「燃えよ剣」の中で司馬さんが
日本史の三大転換点として以下の3つを挙げておられたのが印象的でした。
・関ケ原
・幕末維新
・世界大戦(…だったと思う。
文中でナルホドと記憶しただけなので間違ってたらスマン)
司馬さんは小説家としてはもちろんですが
独自視点の文明批評にも読者から人気があるポイントみたいだね。
「司馬史観」などと呼ばれているらしいです。
ただ、歴史観は書き手の主観によるもので
小説はあくまでフィクションだということを忘れてはならない。
どうも最近の日本人をみているとフィクションを楽しむ、
こころのゆとりがないように思われます。
それにしても幕末維新のあたりもなかなか複雑で面白そうだ。
今度は新選組とは真逆の視点で…
それこそ「竜馬がゆく」でも読んでみようかしら。
何気に司馬さんの小説読んだの初めてだったりします。
中学生の頃から司馬遼太郎という名前や「燃えよ剣」
「竜馬がゆく」というタイトルの本には興味があったんですがね~
どうして自分でも実際に読むのにこんなに時を費やしてしまったのか、
まったく不明です。
「燃えよ剣」はここ数年、図書館でみかけなかったんですが
(書庫にはあったかも)、映画化にあたり新装版が入りましたので
早速借りてきて読みました。
「燃えよ剣」は時は幕末、土方歳三視点での新撰組誕生から
土方が没するまでの戦いの記録ですね。
学校の歴史の授業では幕末、近代のあたりになると学期末後半も後半で
ヘタすると受験・卒業シーズンでマトモに受けてなかったと思う。
そのせいか、比較的日本の歴史には強いワタクシですが
幕末から明治、大正の近代あたりはあまり記憶がないのよね。
言い換えれば苦手意識すらありました。
たぶんそういう下地があったからこの本を読むことを
後回しにしてきてしまったのかもしれません。
それにしても・・・なるほどね。
新撰組は幕末という時代の変わり目に翻弄されたある種、
悲劇といってもいいかもしれない存在、象徴なんだなーと理解した。
新撰組が守ろうとした徳川幕府、15代目将軍の徳川慶喜が
大政奉還、つまりは政治を司る権利を武家から朝廷(天皇)へ
返上してしまったことにより、時代は大きく一転。
幕府の後ろ盾を失くした新撰組は朝廷側からみれば逆賊になるわけだ。
この頃の戦も剣から銃へーーー
黒船到来で海外からやってきたガトリング銃や大砲が
戦局に大きな影響をもたらすようになる。
まさしく武士の時代の終焉であり、
剣と共に生き、剣と共に死ぬ…そんな生き方しかできなかった
土方歳三という男はこの時代の変わり目と共に
滅ぶのは必定だったのかもしれないな。
小説「燃えよ剣」の中で司馬さんが
日本史の三大転換点として以下の3つを挙げておられたのが印象的でした。
・関ケ原
・幕末維新
・世界大戦(…だったと思う。
文中でナルホドと記憶しただけなので間違ってたらスマン)
司馬さんは小説家としてはもちろんですが
独自視点の文明批評にも読者から人気があるポイントみたいだね。
「司馬史観」などと呼ばれているらしいです。
ただ、歴史観は書き手の主観によるもので
小説はあくまでフィクションだということを忘れてはならない。
どうも最近の日本人をみているとフィクションを楽しむ、
こころのゆとりがないように思われます。
それにしても幕末維新のあたりもなかなか複雑で面白そうだ。
今度は新選組とは真逆の視点で…
それこそ「竜馬がゆく」でも読んでみようかしら。
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