鑑賞するのは今回で3回目の「ふたアニ」コンサート。
今回は10回(10年目)ということでいつもの新橋ヤクルトホールから月島にある東京第一生命ホールに会場を移してのコンサートでした。
ヤクルトホールもいい会場ですがこちらも素敵なところでした。会場のフロアがタマゴ形をしてました。いつもは主にクラシックコンサートで使用されるホールだそうです。音響がめっちゃイイ~♪
 
イメージ 5イメージ 6
そうそう、今回は記念すべき10周年ということで入場者に記念パンフレットが配られました。
お二人の対談や1回目から9回目までの「ふたアニ」の全セトリやそれぞれの回の見所などが掲載。懐かしいお二人の写真などもありレアなパンフレットでした☆
 
イメージ 1
さて、初っ端からバンドプラス管弦楽のカルテットを迎え
歌うのは「ふたアニ」のテーマ曲の「君が創る詩」~♪
シックな黒のスーツの水木さんと薄緑色のロングドレスの堀江さん。水木さんの黒のスーツ姿って毎回、似てるようでいろいろとディティールが違うんですよ~。定番の赤ジャケットもたくさんあるみたいですが(笑)
今回はお席が前2列目という好位置でしたので衣
装の細かいところまで拝見できました。
 
 
 
 
そして「ふたアニ」名物、「○○コーナー」へ。
最初は「代表曲コーナー」
 
アニキ「バビル二世」
イメージ 2ミッチ「花の子ルンルン」
アニキ「マジンガーZ」
ミッチ「キャンディキャンディ」
 
お互い、相手の歌の時はコーラスを担当するなど何気に小技が凄いなぁと感心してしまいました。ミッチなんか「バビル二世」の歌の途中のロプロス、ポセイドン、ロデムの三つのしもべをジェスチャーで表現しちゃって会場が大爆笑に。
 
                                地をかけるロデムの図→
 
さすがのアニキも笑ってしまい・・
「いかにミッチを笑い、泣かすかを考えてたのにやられたわ~」との弁。
ふたりの馴れ初め、ハワイ旅行でミッチに白ズボンをダメにされた話、
香港のコンサートで「キャンディキャンディ」を歌って後、鳴り止まぬ拍手に涙するミッチの話など、台本のないMCはこの日も絶好調でした。
 
いつもの「ふたアニ」ならソファーの登場で、ふたりがくつろぎながら舞台が進行するパターンでしたが、この日は足の長い椅子が2つ運ばれてきました。ここで思わぬハプニングが・・ミッチのドレスが滑ってしまい椅子に座れないことが発覚(リハの時は違う服装を着用してたので問題なかったらしい)。ふたりはそのまま立ちスタイルで次の「リクエストコーナー」に突入。これはお互いに歌って欲しい曲をリクエストするというもの。
 
ミッチからアニキへのリク「北の狼 南の虎」
アニキからミッチへのリク「君がいるから」ドラえもん のび太のパラレル西遊記より
 
スタッフが新しい椅子を用意し、ふたりは無事に着席できアニキのセリフが
「これですべら~ず!、トークも滑らなければいいんだけど~」
「あたしは滑ってないわよ」のミッチの絶妙なツッコミ。
 
「レアバトルコーナー」
 
 ミッチ「ホネはどこだ」ムスティより
アニキ「レッドマフラー隊の歌」大鉄人17より
 
ミッチはムスティというフランスとベルギーで制作された絵本番組の吹き替えを担当してたんですね。しかも全登場キャラクター!!「ホネはどこだ」は犬のキャラクターソングみたいですね。
この歌はふたアニ♯5で一度披露されたそうですが、その時ミッチは観客に背を向けて歌われたそうです。なんでもキャラクターになりきって歌うお顔はとても見せられたもんじゃないということで。しかーし、今回は 10周年ということもあって解禁?客席にお顔を向けて歌われました!
「もうヨメに行く心配もないからねぇ~」とミッチ。
歌声はクレヨンしんちゃんみたいな声の歌で表情が強張った感じ(無表情な)でしたが、ミッチはどんなお顔をしても可愛いかったです。アニキは前列のお客さんに「笑っちゃいかんゾ」と言いつつも笑いをあおっておりました。
 
レッドマフラー隊の歌ではTVでお馴染みのアニキ特性のなびく赤マフラーをドレス姿のミッチに装着してました。シュール過ぎるwww
でもレアバトルの軍配はミッチにあがりました。アニキは持ち歌も多いけどカッコイイ歌が多い。ミッチは(アニソンの中での)ジャンルが広いので面白可笑しい歌が豊富とのこと。まだまだ隠し玉はたくさんあるとのことで来年以降も期待できますね。
 
「持ち歌取替えコーナー」
 
アニキ「グローイング・アップ」わたしのあしながおじさんより
ミッチ「グランプリの鷹」
 
曲目が発表された瞬間、私は思わずおお!と、うなってしまいましたよ。お互いの代表曲も代表曲、しかもすごい難しい歌じゃないですか。「グローイング・アップ」は繊細な女性らしい歌で聞かせソング、「グランプリの鷹」は猛々しいリズムにシャウトっとまさに男の歌って感じだし。お互いにどう歌いこなすのか、聴きどころ満載のコーナーでした。聞き終わって、さすがにプロは違うなぁ~スゴイ!と感動しました。「歌ってみてはじめてわかる他人の歌のむずかしさ~」なんておふたりはおっしゃってましたが。
 
ここでまた管弦楽のカルテットの登場(門脇大輔カルテット)
「弦楽四重奏コーナー」                 イメージ 3
 
ミッチ「ぺペロの冒険」
    「恋は突然」
※CD「堀江美都子40th Anniversary アンコール」ver.より
 
アニキ「ロマンティック・アゲイン」
※CD「水木一郎 ウェイ~グランド・アニキ・スタイル~より
    「いつも未来が」東北合神ミライガー c/w
 
ぺペロの冒険を歌う前に「鷹の後かよ~orz」と嘆くミッチ。
注)歌う順番はその場でじゃんけんをして決め手いました・笑
「アレンジが変わってもアニソンの持つメッセージ性やパワーって失われないね」と再認識されるお二人でした。
 
「スーパーメドレーコーナー」
 
ミッチ「紅 三四郎」
アニキ「原始少年リュウが行く」
ミッチ「魔法のマコちゃん」
アニキ「アストロガンガー」
ミッチ「けろっこデメタン」
アニキ「コン・バトラーVのテーマ」
ミッチ「ボルテスVのうた」
アニキ「キャプテンハーロック」
 
お二人のデビュー曲から代表曲が次々に~豪華なメドレーでした。
 
「名曲コーナー」
 
ミッチ「かぐや姫先生のうた」
    「キミのひかり」ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~
 
アニキ「ルパン三世 愛のテーマ」
    「東北合神ミライガー」
イメージ 4「デュエットコーナー」
 
「斗え! 忍者キャプター」
「CROSS FIGHT!」
 
EC
アンコールの拍手をミッチが仕草で静かに制して歌いだしました。
 
「Dear Friend」ふたアニテーマソング
 
ミッチ「思い出たどればあなたに行き着く~♪」
アニキ「同じ時代に生きてる それがよろこび~♪」
 
おお!アカペラじゃないですかー!鳥肌モンでした。
 
ふたり「苦しさ乗り越え やさしくなった~♪」
    「君の笑顔が 今は眩しく見える~♪」
 
                            ミッチ「めぐり合えてよかった」
                            アニキ「心からそう言おう」
                            ふたり「この広い世界で~♪」
 
                            (会場全体で)
                            Brother & Friend(oh! Brother & Friend)
                            君がいる限りうたいつづける
                            Brother & Friend(oh! Brother & Friend)
                                                             僕達の勲章
                            時代(とき)を超える英雄(ヒーロー)~♪
                      
                            
                            ここからバンド演奏も入り盛り上がりは最高潮に☆
 
漫画歌手として顔出しがなかったり、デパートの屋上でビールケースをひっくり返した即席の壇上で拡声器で歌わせられたり、 歌手としての地位も漫画歌手だということで下にみられたり…お二人の歩んでこられた道のりは歌の認知度とは打って変わって悔しい思いをされたことも多々あったとのこと。それでもくじけないで今日のアニソンブームを牽引してくださったお二人の功績は計り知れません。言葉にできません。
私が大人になって好んでアニソンを聴くようになって十数年。今こうしてアニキとミッチの歌をナマで聞けることの幸福感はハンパないですわ。特に「ふたアニ」は他のライブとは違ったアニキ、ミッチの兄妹のような信頼し合った素の表情がみられて楽しいです。
 
会場にいらしてた渡辺宙明先生のご紹介のあとラストナンバーは
 
「たたかえ!ガ・キーン」
 
で終演となりました。今回もとても幸せな気分に満たされた「ふたアニ」コンサートでした。