1984年
OP「エルガイムーTime for L-GAIM-」(第1話ー第25話)
作詞:売野雅勇
作曲:筒美京平
歌:MIO (現 MIQ)
ED「スターライト・シャワー」(第1話ー第54話)
作詞:井萩麟
作曲:筒美京平
歌:MIO (現 MIQ)
ストーリー
二重太陽サンズを中心に五つの惑星を擁するペンタゴナワールドは、絶対権力者オルドナ・ポセイダルの統治下にあった。そんなある日、惑星コアムの片田舎から主人公ダバ・マイロードと親友ミラウー・キャオはダバの父の形見であるヘビーメタル・エルガイムを携え青雲の志を胸に都会へと旅立つ。それは行方不明の義妹クワサン・オリビーを探すための旅立ちでもあった。
突如現れそしてあっさり行き倒れた男から100万ギーンの手形をアマンダラ・カマンダラに届けるよう託されたダバは、元盗賊のファンネリア・アムや元正規軍人のガウ・ハ・レッシイを仲間に加え、盗賊や正規軍をエルガイムで退けるうちに、今の世の中は腐敗した正規軍による圧政の敷かれた世界だと知る。力による統治に反発するダバ達は、やがて正規軍と反ポセイダル勢力との戦乱に巻き込まれていく。
作品概要その1
『聖戦士ダンバイン』の後番組として制作。監督は富野由悠季。「若手スタッフの育成」を主眼に置き、北爪宏幸や大森英敏といった制作当時の20代を中心としたスタッフ編成がなされた。中でも、当時23歳だった新人デザイナーの永野護は、日本サンライズ制作のロボットアニメとしては初の、キャラクターデザインとメカニックデザインを同時に担当するという大抜擢を受けた。しかし、富野は「番組を若い連中の教育に利用している!それは作品作りではない」というファンの批判を挙げている。
(ウィキペディアより)
現在視聴中~2クールまで見終わったので前期OPと共に所見を少々。
本作を見返したのは当時ぶりだから実に29年ぶりというから本人もビックリだわ。
大筋は覚えているものの(スパロボにも登場してたしねぇ)細かいところはすっかり忘れてますね。
実のところ当時の本作の印象はいまひとつだったんですよね~でも現在見ると結構おもしろいではないか。
たぶん結末も含めて大まかなストーリーがわかっているから余裕をもってみてるからだと思う。
それでも初見ではわかりにくい作品だなぁ~。
特にギャグの盛り込みがわかりにくくさせている観があるように思う。
もっとシリアス路線で描写していけばもっと人気のでた作品だと思うんだな。
また(全体を知っているから言えるんだけど…)2クール目あたりまでは物語の描き方が点としてあるだけなんだよな。これが徐々に点と点を結び線になっていく 展開。この辺をおさえて視聴しないとチンプンカンプン。
個人的には主人公・ダバと好敵手・ギャブレーのふたりの立志伝的な物語として見ています。
(色恋沙汰、物語背景、戦争、謀略云々…見所が多すぎて複雑になりがちなのでこのくらいでよいのです・笑)
オルダナ・ポセイダル、アマンダラ・カマンダラ、フル・フラット、クワサン・オリビーなど後の展開のキー・パーソンがちょろっと登場しただけなので初見では???状態になってたっけなぁ~
それにしてもキャラクターがよく動き回る!
動きが「戦闘メカザブングル」のようなコメディタッチな点は良いかどうかはおいておくとして(^^;
キャラクターの等身もやや高めなのかな。モデル並みの体系がカッコイイね。
本作においてはキャラクター、メカのデザインをメインにこなした永野護氏の存在は大きい。
当時は本当に永野氏の登場でアニメ雑誌でもにぎわっていたのを記憶しております。
スタイリッシュな独特なデザインは実に新鮮で私の周囲でも永野信者(笑)はいましたね。
私個人としてはあまりハマリませんでしたけど永野氏には「ロックな兄ちゃん」的なイメージがありますね。
確かバンドを組んだ経験があったと思います。
ヘビーメタルの武器のパワーランチャーをわざわざ有線コードでヘビーメタル本体と繋ぐギミックなど楽器とアンプの組み合わせですものね。あ、月刊「ニュータイプ」で連載していた永野氏のロックバンドをモチーフにした漫画「フール・フォー・ザ・シティ」は好きだったのを思い出しました~その後に連載した「エルガイム」の世界観と同じの「ファイブスター物語」は…完結する前に私がアニメを見なくなってしまった時期に入ったのでよくわかっておりません。完結したのかな?
今回、この日記を書くに当たって永野氏についていろいろと調べてみましたが「エルガイム」以降、なかなか順風満帆な作品制作へとはいかなかったようですね。デザインをめぐってスポンサーと対立してしまって降板することに…なんて逸話もあって苦労されたのかな。時代に対して早過ぎた才能だったようにも思います。
あら、永野氏の奥さんは「エルガイム」でもガウ・ハ・レッシィ/リリス・ファウ役(二役)を演じられた声優の川村万梨阿さんだったのね。初めて知った衝撃の事実!!

重戦機(ヘビーメタル)もいいけど作中にでてくる軽戦機(マシンナリィ)と呼ばれる簡易機動兵器(ゼッタ、リスタ)のデザインが私の好みだったりします。かがみあきらがデザインを担当!
これってプラモデルはでてないのかな?
こーゆー改造のしがいのあるデザインって人気あると思うけどな。
ザクやスコープドッグみたいに。

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本作の登場キャラではそんなにお気に入りのキャラはいないのですが、放送当時前のアニメ雑誌でキャラ表を見た時にファンネリア・アムはもっと大人しい可憐なイメージを持っていたんですが…否、なにもかも語るまい(苦笑)
それにしても本作はシャワーシーンなどサービスカットがも満載。ダバやギャブレーなどの男性キャラまで。
時代がよかった…のか?
放送当時のスペシャル番組で主題歌を歌うMIOさんの映像があったので最後にご紹介。
MIOさん、あまり変わってないようなwwwいや、わ、若いっすね~
お客さんの反応が現在のアニメファンと比べると、フフフ。あまりつっこまない方がいいかな。当時のアニメファン=ネクラ(死語)とか言われてたもんね。司会は島津冴子さんか。隣にいるのは富野監督かな。
MIQ(MIO)デビュー30周年を記念して昨年復刻CDとして発売されたMIOのデビューアルバム「STARLIGHT SHOWER」。そのアルバムの書き下ろしライナーノーツの中でED曲の「スターライト・シャワー」についてこんなことを語っておりました。
曲調が歌謡曲っぽくて、大好きでは無かったのですが…シンプルな歌詞とメロディーが年齢と共に身にしみて…特に3コーラスめの「刻にさからって輝きを見る」のフレーズは、`真っ正直に生きた父の歌だ!!` と…現在はいっそうの愛着を持って歌ってます。
エルガイム最終回まで見終わったら後期OPと共にまた何か語ると思います。ではでは。
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