1974年
OP「宇宙戦艦ヤマト」
作詞:阿久悠
作曲:宮川泰
歌:ささきいさお、ミュージカル・アカデミー
ED「真赤なスカーフ」
作詞:阿久悠
作曲:宮川泰
歌:ささきいさお
ストーリー
西暦2199年、地球は謎の異星人国家・ガミラス帝国の侵略を受けていた。ガミラスは冥王星に前線基地を建設し、西暦2192年より、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加えていた。海は蒸発し地球は赤茶けた姿に変貌し、放射能汚染で地上の生物は死滅する。人類は地下都市を建設し、地球防衛軍を結成して抵抗を続けていたが、科学力の差の前になす術もなく、地下にも放射能汚染が進行し、人類の絶滅まであと一年と迫っていた。
最後の地球防衛艦隊も壊滅し人類生存の希望は完全に潰えたかに見えた時、外宇宙から飛来した一隻の宇宙船が火星に不時着、通信カプセルが回収される。その中には、宇宙の彼方イスカンダル星から、「放射能除去装置 コスモクリーナーDを受け取りに来るように」とのメッセージと、航海に必要な波動エンジンの設計図が納められていた。
九州・坊ノ岬沖に、250年も前の世界大戦の末に沈んだ戦艦「大和」も、干上がった海底にその姿を晒していたが、実は、選ばれた人類と生物を地球から脱出させる宇宙移民船へと極秘裏に改造中だった。地球防衛軍は、この「大和」に、波動エンジンを搭載し、コスモクリーナーの受領のための宇宙戦艦「ヤマト」に改造した。
14万8千光年の彼方、大マゼラン星雲のイスカンダル星に向け、1年以内に地球に帰還しなければ人類滅亡という状況下、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて往復29万6千光年の旅に発つ。
ヤマトはガミラス帝国と戦い、未知の宇宙空間における障害を乗り越えながら、イスカンダルを目指して行く。
概要
戦争としての戦闘の描写、その中で繰り広げられる人間ドラマと主人公の成長やSF的ガジェットなどの詳細な設定は、放映当時(1970年代)のアニメーション作品としては斬新な試みが取り入れられた連続作品である。
当初は同時間帯に放送されていた『アルプスの少女ハイジ』『フランダースの犬』『猿の軍団』などの影響もあって視聴率が低迷。予定の回数を待たずに打ち切られた。
しかし、再放送などで改めて注目され、再編集した劇場映画が公開される頃までには社会現象とも言える大ブームとなっていた。子供のものと思われてていたアニメ作品に中・高校生から青年層までの幅広い視聴者が存在していたことを広く示すことになった。その後の『銀河鉄道999』『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』『新世紀エヴァンゲリオン』に至るアニメブームの先駆けとなった。
(ウィキペディアより)
職場の同僚から「宇宙戦艦ヤマト」のTVシリーズのDVDを大量に借りることになった。まぁ、私が実はヤマト・シリーズをまともに視聴したことがないとこぼしたのがきっかけなのだが…ウチは放送当時は「ハウスの名作劇場」を見てましたね。妹もいたし、たぶんお袋の教育的配慮的なものもあったのではないかと思う。とはいえ、その後の再放送や映画などで目にはしたと思うのだが、なんかいまひとつ熱中できなかったんですよね。たぶん、個人的好みがロボットもの作品だったのが理由のひとつだと思います。
昨年、友人から劇場版の1,2作品を借りて視聴したのだけどやっぱりツボらなかったんだ。ヤマトファンの方からは怒られそうだけど…ちょっと退屈に感じたんだよね。
それでもアニメファンを公言するなら一度はちゃんと視聴しておかないとなぁ~と考えていたので今回の一件は天の導きかも、なんて思って見始めております。劇場版はTVシリーズの編集物だと知っていたのでTVシリーズも正直に言ってさほど期待していなかったのですが…ヤバイっす!面白いんですわ、これが!
先ず、1話のOPからして驚きました。今回、↑にて紹介しておりますが、普段カラオケ等で聞きなれているバージョンではないんですね~。細かく言うと放送当時4つのバージョンが存在していたようです。
キャラクターの性格も各話によっていささか情緒不安定というか(笑)暴走気味なところもナイスです。ヒロインの森 雪とかは個人的には劇場版で受けた印象よりもTVシリーズ(1作目)のおちゃめな一面?(彼女の淹れたコーヒーが不評でふくれっつらになったり、アナライザーのセクハラに悩まされたりと)にずきゅーんときましたね。
軍人らしくないヤマトの乗組員の描写や急な物語の展開(特に最終回は…)など、視聴しながらツッコミどころも満載なんだけど、SF的な見せ方の工夫には感心するところが多かったです。宇宙という未知な世界へのワクワク感がすごく刺激されましたね。温故知新というが最近のアニメ作品にはそういう未知を知る喜びは感じない。宇宙なんてモチーフとしては出し尽くされた感があるのかもしれないけど、本当のところは人間にとってまだまだ謎な世界なんだから…もっと色々と仕掛けてきて視聴者をあっと驚かせてもらいたいなぁ~
ヤマトの好敵手、デスラーは有名でいまさら語ることもない、こともなく(苦笑)とちらもツッコミところアリアリなんですが、1シリーズを通してヤマトを追い詰めた真の好敵手はドメル将軍ではないか、というか個人的には気に入ったキャラクターのひとり。七色星団でのヤマトとの決戦シーンはホント良かったなぁ。
BGM等音楽も良く、いろいろとサントラ集が発売されているのもうなずけます。さすがに本作は名作(迷作?)なだけあって裏話もいろいろあってウィキペディア等で検索してみることをオススメします。
おまけ。ヤマト関連のおもちゃなどのCM映像集。
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