15年ぶりのブランクは簡単には埋まらないけど、今は毎日一枚づつスケッチをとっております。これは対象物を写しとる技術的な意味合いもありますが、自分のメンタル面での調子を知るための行為だったりします。
10代20代の頃の自分はキビシイ姿勢で絵を描く行為に臨んでいたように思います。
それは絵の中に自己表現の術を求めていたからであっていろいろとあがいていた結果、ひたすらキビシイ視線で周囲のモノや自分自身を視ていました。
思うような線が描けなかったり、色がだせなかった時はイライラした感情が湧き上って自分をコントロールすることがなかなかできませんでした。
そういった自分の嫌な部分を知っているからこそ、生活環境が一変し生活のために工場勤務で働く…他人とのチームワークが優先される場にそういった感情を持ち込まない為にも絵を描くことを捨ててきた…うーん、うまく言葉にできないけど。
あれから15年経ち、生活環境はあいかわらずだ。そんな中で再び絵を描こうとしている自分にいろんな感情がぐるぐるとかけまわっている。
(描こうと思うきっかけができたならやってみろ)という奮起の思いもあれば
(またイライラした感情が自分を焼き尽くし…)という生活環境にマイナスの影響がでないだろうかという恐れもある。
そういったメンタルな面を見極めるためにも今月末まで一日一枚のスケッチを続けていきます。20日ばかり描いてきて見えてきたこと。画力の衰えはしょうがないなぁ。カタチはなんとかとれるようななったけどムダな線は多いわ~描きたいポイントがぼやけているだ~などと昔の自分から言われるだろうけど…意外なことに楽しんでいる自分も発見したりして。
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