今年初の創作物は切り絵にチャレンジしてみました。
 
何故に切り絵?
 
問われて答えるのもムズカシイのだが
 
あえて言うなら、浮かんだイメージデザインを
 
より再現度を高める手法をとっただけのこと、なのだ。
 
と偉そうなことを言ってますが
 
手法を真似るということと、技術を習得していることとは違うわけで
 
今回の切り絵は自分にとって実はお初だったりして(^^;
 
門前小僧の手習いもいいところなのだな。
 
インターネットで切り絵のやり方などを検索していて面白いなぁと思った事。
 
動画サイトで検索してみると
 
若い方達が意外なことに切り絵の動画をたくさんあげているということ。
 
切り絵のモチーフは漫画やアニメのキャラクターものが殆どだ。
 
美大に通っていた頃の自分ならば眉をひそめていたかもしれません。
 
けど、それでいいと今は思う。
 
別に芸術云々と眉間にしわを寄せて創作するばかりがすべてじゃないのだ。
 
好きなキャラクターに思いをはせて切り絵創作に励むのもいいのだ。
 
自分は常々、芸術関連の教科に成績をつける行為に疑問をもっていました。
 
大人になってよく
 
自分は絵が描けませんから、とか
 
楽器を弾けませんから、とかといった声を聞きます。
 
本来、人間は誰でも創作することは自由なはずではないか。
 
成績が自分自身の可能性をシャットアウトしているようで
 
なんとも言えない気持ちになります。
 
カラオケの点数でるやつ、アレも好きではないです。
 
近頃はバラエティ番組で音程通りに歌える=偉い!みたいな風潮がみられますが
 
個人的にはイヤだなぁ~と思っております。
 
高得点をだす技術に感心はしますがあくまでも職人的な意味合いで
 
決して=人を感動させられることと同義だとは思っていません。
 
ホンモノのアーティストは状況判断に合わせて歌を変化させられます。
 
それゆえに人の心をつかむ=感動を呼び込むのだと考えております。
 
あくまで個人的な見解ですけどね。
 
話がズレましたがこういった状況下で
 
若者の芸術科目への情熱は冷め切っているのだろうかと思っていたところに
 
たくさんの動画を発見して少し嬉しくもあったりで。
 
好きな気持ちを芽生えさせること、育む事が大事ですね。
 
好きを極めたくなったら放っておいてもオリジナリティに目覚めていくことでしょう。
 
そういえばTPPへ参加するとなると
 
これらの二次創作ものも訴訟対象になる可能性もあるということを
 
知っておかないといけませんね。
 
切り絵自体はやってみるとなかなか奥が深いもので
 
なかなか活きた線などスパッと切れませんね。
 
自分なんかビクビクしながら刃をあてがったりして。
 
弱弱しい自分の線を見ながら反省しきりですわ。
 
刃の取り替えのタイミングや紙の特性もあったりで
 
満足のいく作品づくりができるにはまだまだ月日がかかりそう。
 
切り絵はどちらかというと職人気質っぽい感じがしております。
 
下絵に忠実にコツコツと丁寧に…って心身ともに肩が凝りましたよ。
 
自分には思いつきで自由に変更できたりする技法の方が性に合っているかなぁ。