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昨日、仕事が終わってから下北沢まで行ってきました。片道2時間(うぅ・・・)

「みちくさ日記」の刊行記念イベント。
20時から22時。下北沢本屋B&B。

「みちくさ日記」という漫画の帯には
”13歳の天才”として「ちばてつや賞・優秀新人賞」を受賞するも、
ほどなく精神科病院に入院した少女の、
15年間に渡る涙と笑い、そして再生の記録。とあります。

今回、私のお目当ては「みちくさ日記」の著者、道草晴子さんと
NOZOMIさんのお母さんであり漫画家の永野のりこ先生の対談でした。

永野先生はお恥ずかしい話ですがNOZOMIさんのファンになってから、はじめてその存在を知ったばかりの私。現在、すこしづつ漫画を読ませていただいております。が、なんということでしょう!?永野先生の漫画を読めば読むほどに自分の好みというか、刺激を与えてくれる漫画なので、逆に(なんで今まで自分は永野のりこという作家を知らなかったのだろう)と不思議に思ってるところなんです。

ま、詳しく言うと永野先生が雑誌で連載して活躍していた頃はあまり自分は漫画を読んでいないのです。あと、私は漫画雑誌は読まない性質というか、単行本購入派なんですよね。書店の店頭で立ち読みなどして気に入ったら買うタイプ。漫画よりアニメの方をを見ることが多かったかな。それに漫画よりCD、ゲームの方が散財率は高い傾向もあるなぁ~。

永野先生とはコミケ等で何度かお会いしてお話をさせていただいたこともあるのですが、最初は私もまだNOZOMIさんの子育て漫画「ちいさなのんちゃん」しか読んでなかったし、永野先生も私を娘(NOZOMI)のファンとして認識されていたので、いつも先生はご丁寧すぎるほどの応対を私にしてくださいました。

私が永野先生をスゴイ漫画家と認識したのは昨年の冬コミで購入した新刊「宇宙の底の永遠の原」(今年夏の新刊「宇宙遊園フタバハラ」のプロトタイプ)です。不覚にもコミケ帰りの電車の中で読みながらぽろぽろ泣いてしまったのですよ。

そんなことがあってからNOZOMIさんとはまた別に、永野のりこという作家のファンになりつつあった自分でした。
また、今年の永野先生はトークイベントをする機会が何回かあったのですが、自分の方がなかなか都合がつかず参加できなかったのですが、ようやく今回、意を決して参加することにしました。
永野先生はトークイベントではコミケで自分に応対してくださった時とはかなり異なり、かな~り、はっちゃけておられましたw さすがはNOZOMIさんのお母さんだwww
オフレコ話も含まれるので詳しくは言えませんけど(苦笑)

道草晴子さんについては今回のイベントの企画から知ったという完全初見です。本来なら事前に「みちくさ日記」を購入して目を通しておきたかったのですが、残念ながら手に入れられなかったので、ネットで閲覧できる数ページを拝見したのみ。取り寄せも考えたのですがイベントまでの日数も迫っていたので、イベント会場で購入させていただきました。

ご本人にお会いして最初に思ったこと…わ、若い!って失礼しました~ホントに事前情報を得てなかったのでちょっと面食らってしまいましたw 道草さん、道草先生は永野先生の大ファンとのことで対談の中でも永野先生の作品をひきあいにだしてお話されてましてました。それを聞いて永野先生が恥ずかしがったり、感動して目がうるうるしたりしてましたね。

「みちくさ日記」の内容は道草先生が精神科病院に通っていた日々のエピソードをギャグテイストの漫画にしたものですが、
「ギャグ漫画にすることで辛かった記憶がラクになった」
とおっしゃっておられたのが印象的でした。それを受けて永野先生も赤塚不二夫先生などの名を挙げながらギャグ漫画の効用などをお話されてました。

今回のテーマは「弱いまま生きていくということ」。
これは個人的にものすご~く気になっているテーマでした。
自分の周囲には精神科病院と関わりのあった者が数名おります。なかでも中学以来の友人Oクンとは約30年の付き合いなのですが、最近の私の悩み事のひとつとしてこの友人Oクンとのつきあい方、コミュニケーションが上手くとれてないなぁ~と自分自身に感じておりました。今回の対談を聞いてなにか手助けになることがあればいいな、という気持ちもあって参加させていただきました。

イベントは対談、佐藤龍一さんによるアコギ生ライブ、サイン会、質疑応答という予定でしたが…時間がおしていたこともあって質疑応答はなかった…と思います。私がサインをいただいて退店した時は22時15分。まだサイン待ちのお客さまが列をなしていたのでサイン会終了は22時30分を越えていたと思われます。私も出来れば最後までイベントを見届けたかったのですが終電の時間が…あと翌朝は仕事で4時起床という…後ろ髪をひかれる想いで会場を後にしましたが終電の1本前の電車でアブナイところでした。帰宅したら0時をまわってました…

質疑応答の時間があれば対談トークの内容次第ですけれど、友人Oクンとの接し方についてアドバイスのようなものを求めたかもしれません。精神科病院にかかるということは本人が一番ツライのは承知してますが、家族や友人など周囲の人間もそれぞれの事情があると思うんですよ。私なんかもOクンに会う度に己の無力さを痛感させられ、凹むこともある。それでも私にはできるだけ時間を作って、会って、話相手になることくらいしかできません。おそらくそれで良いとは思うのだけど…そんな関係がなかなか進展しないで月日ばかりがいたずらに過ぎていくとね…ちょっと自分の関わり方について悩んだりすることもあるのですよ。

また近いうちに時間を作って友人Oクンへ会おうと思った、会いたいと思った。そんな素敵なイベントでした。

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サイン会で道草先生が似顔絵を描いてくださいました!ありがとう!!