
#永野希 さんの #メタコグニ の中で好きな曲はどれかという問いなぁ…私の場合、第一印象ではメロディ先行派なんで「LIVE IN HOPE」「ありのままじゃいられない」「YES」だったけど、発売後に歌詞を読みこんでると結局は全部好きという結果に。実は好みとしては詩の方に重きをおいてるのでそれもやむなしといったところか。だって私は #永野希 さんの同人誌「ノン本」から彼女の独特な世界観・語彙・文章力(詩)に惹かれてファンになったところがあるからね。だから #メタコグニ の曲が全部お気に入りとなるのも当たり前なのかも。皆も歌詞を読み、朗読してみてほしいゾ。
「これって自分のことかな?」って思わせることのできる歌は好い歌だ、といった話を聞いたことがある。そういう意味では #永野希 さんの #メタコグニ は間違いなく良作。決して相手に押付けがましくなく、静かに心に寄り添ってくれる感じがなんともたまらんワケで。みんなもその気になれば良い!
01 LIVE IN HOPE
何故この歌を #メタコグニ の冒頭に持ってきたのか、と考えるとどうしても歌詞にその答えを求めてしまう。やや重厚なイントロから堰を切ったかのように放たれる #永野希 さんのシャウト。
望め 道はそこから 覗け 震える心で
臨め 拡がる世界を 希望宿して突き進め LIVE IN HOPE !
この歌ほどソロとして音楽活動を始めた彼女の幕開けに相応しい曲はないのではないか。手のひらを上に向けたシン・ゴジラ同様に(笑)初のアルバムを前にして希さんの「よっしゃぁぁいくぞぉぉーー!」との熱量が伝わってくるようだ。グルーブ感あふれるロックナンバーに身体も思わず動いてしまいますね。また、歌詞には耳コピでは掴みづらい、希さんの独特なレトリック(修辞法)が随所にあって見どころのひとつになっていると思います。語彙力に優れている彼女のレトリックはもう「のぞみ節」だね.
02 世界中より君とのL.L.L
軽妙なドラムのイントロから始まり曲全体を疾走感あふれるリズムが占めている、なんとも心地良い1曲に仕上がってます。しかし、歌詞に注目いていくと彼女なりの生き方への哲学、思想あるいは願いといった強いメッセージがあることに気付き、驚かされます。
間違った数ぶん近づくことがあるなら
言葉も思いも抱きとめたい
傷ついた数ぶん強く優しくなって
どんな時あって微笑んでいたい
そうね 無駄なことなんて何もないから
信じたい信じたい もっとリアルな明日を
ここであえて「無駄なことなんて何もないから」で終わりでなくって「信じたい信じたい」(!)と足してある所が個人的にはすごく好きなんですよね~だって僕等は皆、人生達観者じゃないもの。迷いながらも人生を歩んでいく。そしてできることならより良き明日になるように、という願いを胸に生きている。
小さなこの手じゃ世界は変えられないけど
LOVE&LIFE&LIVE 私がんばるよ
なんて、歌われた折には、ノゾミストとしても簡単に人生を嘆いきめいたコトなどおいそれと口にできない気がするゾ。
世界中の人から 祝福されなくても
LOVE&LIFE&LIVE 君と重ねて行くから
03 つぶやきひとつぶ
POPでキャッチーなメロディーで、つい口ずさみたくなる曲になっているが、その実ツィッターというツールをめぐっての悲喜こもごもを歌ったモノ。傷つき悩みながらも、前向きかつお洒落な曲に仕立ててしまえる点に #永野希 さんのアーティスト性を強く感じられる1曲になっている。
04 ありのままじゃいられない
この歌の初出は2014年7月の桃井はるこのワンマンライブにゲスト出演時。新曲4曲の中にひとつだったわけだが、あれから2年近くになって #メタコグニ に収録された今でもハートにガツンとくる衝撃度は変わっていない。映画・アナ雪の「レットイットゴー」
に対しての希さんなりのアンサーソング。どちらの歌もタイトルの意味するところは真逆だけれど自分らしく生きる!というテーマ性は同じ。
ありのままじゃいられない でも自分からは逃げたくないの
ありのままは素敵だけれど「普通」でいるのが一番ムズカしい
Early?Too Late?っていっても 幸せが何かは自分で決めたい
ありえない事が欲しいのは 現実わかってるから 夢みたい激しいロックに合わせて打ちだされる彼女のメッセージには、器用に生きられない者たちの魂を振るわせるナンバーとなっている。
05 等身大To Do!
この歌の曲調ってカワイイくて萌える。それに歌詞を読んでるとあたふたしてる #永野希 さんが目に浮かぶw
あと、この歌って「のぞみ家の一族」のテーマソングに好いと思うんだけどなぁ~
トウシンダイ ドウシタイ? ドウドウト DOシタイ!
トウシンダイ ドウシタイ? ドウドウト DOシタイ!
06 プラトニクス・ハネムーン
うーむ。個人的には #メタコグニ 中、最大のナゾが「プラトニクス・ハネムーン」… #永野希 さんが漢女(おとめ)…じゃなかった、乙女過ぎるぅ!マイッタ。曲はなんとなくですがハワイアン音楽のような温かみを感じますね~それに聞いてると身体を横にスイングしたくなる心地よさがある。
07 逆襲のよいこ
リズミカルで色彩豊かな音楽をベースに #永野希 さんの中性的な歌声が魅力の1曲。(中性的とはリトルノンの「ぼくっこ」という歌をどこか思い起こさせる少年っぽい感じの歌声)歌はどこか、ドイツあたりのジュブナイル文学を読んだような読後感を感じる。
※ジュブナイル云々について補足しておきますとこの歌の最初の印象ってそのタイトルの語感から「オトナから良い子として型にはめられてるボクだけど…ホントはそうじゃないんだー!」的な発想からのメッセージソングみたいなもんかしら?と思っていたのですけどね~(歌詞の1番は大体そんな感じですけど)2番の歌詞の「守ってあげたい人ができたんだ」あたりから良い子として型にはめているのはボク自身だったのかなぁ~といった視方もできる。やがて歌詞の中でボクという存在は自分自身としっかりと向き合うために型を破ることを決心してゆく、といったひとつの成長物語として感じたわけで。なかなか興味深い1曲なのですよ。
08 きらりきらり
「きらりきらり」は #永野希 さんの伸びのある澄んだ歌声から一気にその世界観に引き込まれる感じがしています。深夜からまだ夜明けというわけではない夜と朝の境目のような微妙な時間。人は誰しも不安や悩みをまんじりともせずに、この奇妙な時間帯にもうひとりの自分と向き合いながら、対話を重ねたことがあるのではなかろうか。
夢と現実が入り混じった不思議な時間に希さんは度々ツィッターを投稿して、ファンから「早く寝なさいw」とのツッコミをよく受けてますね。「現世は夢 夜の夢こそまこと」おそらく希さんにとってこの時間帯は抱えてる案件をきらりきらりと変換作業しながら、前向きに生きていく道を模索するのに必要なことなのだろう。歌詞の中からそんな想いが垣間見える。夜明け前 夢がきらりきらり少しこわいけど平気 独りじゃない
この歌詞前のギターソロからエンディングまで流れが好きです。星の瞬きを思わせるような音のリフレインはとても暖かくって心地よく、いつまでも聞いていたいと思う。
ライブのラスト曲にもっていってもこの歌は映えると思う、希望に満ちた1曲ですね~09 YES
あなたの瞳に映る 景色が違っても
「YES」は自分の中ではリトルノンのイメージとして定着している応援歌みたいなもんだという認識がある。時としてガンバレ!という励ましは人に活力を与えてくれるが、相手が嘆きに沈んでいたりあきらめの境地にいた時には何の効力もないのではないか。 #永野希 さんが切々と歌いあげる「YES」はどこまでもどこまでも聞く者の心に寄り添ってくれる癒しの1曲。
同じ空の片隅で いつだって届けているから
こういう詩を書けるところが…ズルイというかなんというかね~。テンションのアップダウンが激しい?希さんがこういうコトを歌にされてしまうと感慨深いものがあります(苦笑)

あと、初めてAmazonのレビューなんかも書いてみました(汗)
投稿者 じゃんじゃん丸 投稿日 2016/11/20
形式: CD Amazonで購入
ソロとして音楽活動を再開して2年半。ようやく発売されたファーストアルバム「メタコグニ」。
ノゾミ改め「永野希」さんのアルバムは収録曲のすべてを彼女ひとりで作詞・作曲を行っております。(Little Non 時代の楽曲は基本、バンドメンバーで話し合いながら制作とのこと)その分、このアルバムは彼女の想いが薄まることなく詰まった作品集となっております。
私のオススメポイントは彼女の個性的な語彙力あふれた歌詞にあると思ってます。耳コピでは捕らえきれない独自の世界観を是非、その目で確認していただきたい。
サウンド面に関しては特に真新しい!というものはありませんが、逆にいうと私のような40代半ばのオッサンでも心地よく聞ける、丁寧なサウンド作りがされていて好感が持てました。
冒頭の「LIVE IN HOPE」は高らかに新生「永野希」を宣言するに相応しい1曲、か・ら・の~アルバム「メタコグニ」の楽曲たちは彼女の様々なボーカルスタイルを楽しめると共に、聴く者の耳をシアワセにしてくれること間違いない。ラストの静かに始まる「ハジマリノウタ」。聴き終わるとまたアルバム冒頭から繰り返し聞きたくなるループ感のある「メタコグニ」はひとつの組曲として体を成している名盤だと思います。
ノゾミ改め「永野希」さんのアルバムは収録曲のすべてを彼女ひとりで作詞・作曲を行っております。(Little Non 時代の楽曲は基本、バンドメンバーで話し合いながら制作とのこと)その分、このアルバムは彼女の想いが薄まることなく詰まった作品集となっております。
私のオススメポイントは彼女の個性的な語彙力あふれた歌詞にあると思ってます。耳コピでは捕らえきれない独自の世界観を是非、その目で確認していただきたい。
サウンド面に関しては特に真新しい!というものはありませんが、逆にいうと私のような40代半ばのオッサンでも心地よく聞ける、丁寧なサウンド作りがされていて好感が持てました。
冒頭の「LIVE IN HOPE」は高らかに新生「永野希」を宣言するに相応しい1曲、か・ら・の~アルバム「メタコグニ」の楽曲たちは彼女の様々なボーカルスタイルを楽しめると共に、聴く者の耳をシアワセにしてくれること間違いない。ラストの静かに始まる「ハジマリノウタ」。聴き終わるとまたアルバム冒頭から繰り返し聞きたくなるループ感のある「メタコグニ」はひとつの組曲として体を成している名盤だと思います。
いやぁ~文面が全体的にカタイね。自分で自分をワロタわ。
いつか振り返った時に若気の至りとして懐かしく思うときがくるのだろうかw
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