今日は月蝕歌劇団の劇作家、高取英さんの命日でした。
別に意識したわけではないが今日は新宿三丁目まで
流山児★事務所公演「冥王星の使者」を観劇してきましたよ。
こちらの劇団の公演を観るのは初めてでしたが
「冥王星の使者」は作・高取英。
高取さんが他の劇団(流山児★事務所の前身「演劇団」)のために
書き下ろしたお話だと知って興味がわいてきたのです。
それと脚本・演出を手掛ける予定だった天野天街さんが
今夏にお亡くなりなったことも大きいです。
天野さんの劇団「少年王者館」も実は前々から気になっていた劇団でした。
天野さんは亡くなってしまいましたが、
今回の舞台、演出面では天野さんの遺志を継いで作られたとのこと。
2大アングラ劇作家によるタッグ作品とあっては観ておかないとね。
チケットを取った後でアフタートークショーに
PSYCHOSISの森永理科さんのご出演が決まったのはラッキーでした。

先週から今週は気になる演劇が重なっており、
タオ桃果さんご出演の「LOVE ME☆DOLL」、
月蝕忌「盲人書簡」、
ハラグチリサさんとこの団体イベントなどなどね。
たまたま自分のシフト休みの日である今日が
高取さんの命日と重なってたのだ。

入場してすぐに顔見知りのノゾミストさんや役者の阿部能丸さんを発見。
後でSNSを確認したら永野希もいらしてたようでビックリ。
思えば今回の公演会場新宿のスターフィールドに初めてきたのは
月蝕歌劇団「不思議の國のアリス」でした。
主役のアリス・雪絵を演じられてたのが永野希さん。
永野さん本人もアングラ歌劇にご出演されたのも初めてでしたが
我々ノゾミスト(永野希さんのファン総称)にとっても初めてのことでした。
先週のシアターブラッツもそうですが久しぶりに小劇場に行くと
入場した直後はいつも(え?こんなに小さい会場だったっけ?)って思うんよ。
逆にいうとそれだけ大きいスケールのお芝居を見せられてるって事なのかも。

「冥王星の使者」は70年代のアングラパワーを力強く感じる作品で
物語の展開はいつもの高取節炸裂、ワクワクしながら観劇しました。
(後のトークショーでまとめアリ。セーラー服・チャンバラ・時空を超える)
映像や仕掛け人形を使った演出も素晴らしく、
大人数の役者が踊りながら舞台を練り歩く場面など圧倒されました。
アングラ歌劇、中でも尖った演出は分けわからんながらもパワーは感じる。
もうその辺は無理に理解しようとしなくてもいいかなーって感じで
私はゆるめに観てますけどね(苦笑)

アフタートークショー後、早めに外に出て
阿部さんの挨拶しようとちょっと待ってたんですけど
役者さんの何人かが外まで見送りに出てこられ、
人だかりができてしまったのでそのまま撤収しちゃいました。

昨日から口内炎の痛み(唇の近くにできたので飲食する度に痛くってね)に
苦しめられており、耐えかねて治療薬を買って帰宅しました。
明日には治ってるといいけれど。