ようやく念願叶ってのライブ。
ホント長かったな~(遠い目)
真理チャンのライブに行ってみたいなぁ~と漠然と思ったのは
真理チャンが初めてスパロボ魂ライブにゲスト出演された時。
wikipediaで調べてみると2007年のようだ。
しかし真理チャンは拠点をLA、ロスアンゼルスで生活していたので
なかなか来日の情報をつかめずに年月が過ぎてしまったのだ。
今年はたまたまスパロボ魂ライブに出演した際に
ワンマンライブの告知をされたので(行かなきゃ!)と思ったワケ。
いやぁ~告知って大事だね!
あと後日談としては2017年だから2年前から真理チャンは
アメブロデビューしてたのね、まったく知らんかった、
もっと前に調べた時にはHPとFBのみだったはず。
LAでもアルバムを制作(自主レーベル)してたのは知ってたけど、
アメリカから通販注文をする気力もなかったので
来日ライブした時に買えばいいかなぁ~と考えていたらいつの間にか
たくさんでてて、今回の物販でかなり焦りましたよ。
気持ちの上では全部下さい、って言いたかったけど今は寒い懐事情、
今年の最新アルバムと直近の2枚を購入させていただきました。
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物販で3,000円以上のお買い上げで終演後の握手券をもらったんだけど
次のイベント時間が迫っていたので断念しました。
なので、真理チャンご本人とお話するチャンスはまた次の機会の楽しみに
とっておこうと思います。

今回のライブ会場は代々木公園駅から近いHakuju Hall。
ビルの7Fにあるとは思えない、荘厳な雰囲気のホール会場でした。
ステージ中央にはグランドピアノが設置してあり、
ライブは真理チャンの弾き語りがメインでした。
ファンの方々は大半は自分と同世代か少し上の方が多いようでした。
女性ファンの方もちらほらお見かけしましたね。
どちらかというとファンの方は大人しい印象を受けました。
ここ最近の私はコブシ突き上げたり、サイリウム振ったりといったライブが
多いのでなんだか逆にミョーな緊張感を持ってしまいましたよw
でも、せっかくの素晴らしいホール。
ピアノの音色や真理チャンの繊細なボーカルを堪能しようと思うと
つい静かに聞き入ってしまいますね。

そういえば開演前のBGMがクィーンで、
おそらくは映画「ボヘミアンラプソディ」のサントラなのかな。
なんでクィーンなんだ?と思っていたらライブのMCの中で
真理チャンはクィーンが大好きで中学生の頃、部屋にポスターを貼ってたとか。
メンバーの中では誰が好きって言ってたっけなー
ブライアン・メイだったか、ロジャー・テイラーだったかな?
音楽面でもかなり影響を受けたそうでクィーンに影響を受けて
『My Best Friend』を作ったことも告白されてたなぁ~
そんな訳で突如クィーンの『You`re My Best Friend』を
カヴァーで歌う真理チャン。自由だなーオイっ(笑)
シンガーソングライターのライブで私が一番見ていて好いなーと思うのは
楽器を弾きながらノリノリになってる姿、
スイングしてる姿を見るのが好きなのよね~
真理チャンもアーティストさんなんだなぁ~としみじみ感じました。

余談になるけどクィーン好きという話を聞いて思わず
のんちゃんを思い出してしまった。
Little Nonの『赤い自転車』って歌も確か、
クィーンの『Bicycle Race』に影響を受けて作られた経緯があった気がする。

あとライブ中に音の強弱が気になったのだろう、
すかさずその場で音響さんに指示するところとか、さすがだな!と思った。
何がさすがだな、って言うと海外のライブ慣れしてるっていうか
ちゃんと自分の意見を言うところ。
これ、当たり前のようでいて、本番となるとなかなかできない事だと思うのよ。
いくら綿密にリハーサルを重ねて準備しても、
本番ではお客さんとの距離感ってたえず変化してゆくもの。
お客さんの反応を読み取って瞬時に対応していく、いこうとする姿勢って大事。
前に桃井はるこさんも同じようなことをされてて
さすがだな!って思ったのだった。

アメリカで暮らすこと。
暮らすだけじゃなく、そこでアーティスト活動をすることって
日本にどっぷり浸かってる自分なんかじゃ、
思いもよらない大変なことなんだろうなぁ~と思う。
MCの端端にそういったタフさを感じられました。
スパロボ魂ライブの時は出演者も多いし、MCも作品との思い出話になりがち。
ワンマンライブだとその方の人柄をより伺えるのが良いところですね。

そんな中、疑問というか自分の中でひっかかってた部分の答え、
あるいはヒントみたいなものを得られたぼは大きな収穫だったかもしれない。
というのも、疑問のきっかけは数年前のスパロボ魂ライブの帰りのこと。
ふと聞こえてきた、とあるファンの声でした。
「飯島真理さんって歌が下手になったんじゃない?」
私は思わずそのファンの元へ駆け寄って「オマエ何、言ってんじゃー!」と
頭突きをかましてやりたい衝動にかられました(苦笑)
勿論リアルではやりませんがw
ただ、そのファンがそう言いたくもなる気持ちもわかる気がしたのもまた事実。
確かにスパロボやAJFの中には当時に歌ったきりで
長らく歌のお仕事をされていらっしゃらなかった方もおります。
年齢的な問題もあって当時の歌唱力を取り戻せない方もおります。
でも、真理チャンはLAでずっと音楽活動を続けていたのを知ってたので
下手になった、というのはなにか違う…
違うけれども何か違和感のようなものを感じたのでした。

なんというか、ライブってスタジオ収録と違ってナマモノじゃないですか。
ステージ上を移動しながら歌ったり、お客さんのマイクを向けたり、
時には録音した時とは異なる歌い方をしたりするじゃないの。
崩した歌い方って言えばいいのかな。
私は個人的には崩した歌い方って嫌いじゃない、というかむしろ
今この瞬間の時にしか聴けないライブバージョンだと思って嬉しいくらいだけど
世間的には評価は分かれるところだね。
たぶん元の音源通りに歌ってほしいと思う人の方が多いかと思う。
この辺がライブ好きになるか、懲りるかの境目だと私は思っている。
以前、ライブに連れて行った友人の中には崩し歌唱を嫌う人もいたし、
サビのところで観客にマイクを向けるパフォーマンスを嫌う人などいた。
終演後、ライブの余韻を楽しんでいるところにこういったことで
ブツブツと文句をいう人は(あ~この人はライブには向かないな~)と
その後、ライブのお誘いをすることはしないようにしている。
別にライブに行かなくてもCDを聴いたりライブDVDを見るなど
音楽の楽しみ方は人それぞれだもんね。

話を戻そう。
自分の感じた違和感の正体はこの崩し歌唱だとは思う一方で
マクロスF以降、若いマクロスファンも増えてきており、その多くは
CD音源の「愛・おぼえていますか」を聞き込んで予習してきたと思う。
そんな状況で崩し歌唱する意味、というかメリットはあるのだろうか?
そんな疑問が自分の中に湧いてきてたのでした。
今回のライブMCの中で真理チャンがアメリカで通用するアーティストとなるべく
様々な事にチャレンジしてきたことが伺えました。
そのひとつに歌唱スタイルを変えるというものがあったのでしょう。
専門家でないので私も詳しくはわかりませんが
呼吸法や発声法といった歌唱を支える技法がいろいろとあるのでしょう。
MCから察するとどうも真理チャンはまったく新しい歌唱法を身につけて
活動しておる様子。崩し云々のレベルの話じゃなかったのだ。
事実、新しい歌唱法でアメリカにて成功を収めているわけ。
しかし、悲しいかな…
昔の歌い方ができなくなってしまったようなのよね。
真理チャン、来日した際に昔の歌い方を取り戻せないかと
奮闘されたようだけど(音楽の先生に相談されたそうな)
ダメだったみたい。
過去を振り返らない、をモットーにしている真理チャン。
どうやら身体(喉)も正直だったみたいです(苦笑)

私もずっと昔にリリースされたCD音源ばかり聴いていたので
2007年以降、数年おきのごくたまにライブで聴く彼女の歌、
歌い方そのものが変化していることに気づきませんでした。
違和感はあったものの、崩した歌い方ということで納得させてたところがある。
なので今回のライブで購入したここ最近のアルバムを聴いて
自分自身どう感じるのだろうかと思うと結構ドキドキだったりします。

と、本日も長くなったので前後編とすることにしますね。
なんか全然ライブレポになってない気がするけど(苦笑)
ま、自分用の日記なのでご勘弁を。